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BCPコラム一覧

  • 今週末も九州で発生恐れ。予測困難な「線状降水帯」からオフィスの通信を守るBCPの現実解

    投稿日:2026.07.07

    本格的な台風シーズンが到来しました。今週末にかけて台風の接近が報道されており、九州地方をはじめとする広い地域で「線状降水帯」が発生する可能性が呼びかけられています。テレビの気象情報やスマートフォンの通知を見て、緊迫感を持たれている総務・防災担当者の方も多いのではないでしょうか。 近年、大雨のニュースで必ず耳にするようになった「線状降水帯」ですが、そもそもなぜこれほどまでに恐れられ、対策が難しいのでしょうか。今回はそのメカニズムを紐解きながら、企業が今すぐ備えるべき「通信の自衛」について解説します。 1. そもそも「線状降水帯」とは? なぜ予測が難しいのか 線状降水帯とは、発達した積乱雲が次々と発生し、風上に並んで「線(帯)」のようになって同じ場所に数時間にわたって激しい雨を降らせる現象です。 そのメカニズムは、まるで「積乱雲の世代交代」です。 湿った空気が流れ込むことで、1つの積乱雲が雨を降らせて衰退するのとほぼ同時に、すぐ隣で新しい積乱雲が生まれます。これが一列に連なって同じ場所を通過し続けるため、特定の地域だけに信じられないほどの猛烈な雨量が集中してしまうのです。 気象庁の予測技術も年々進化していますが、この「湿った空気のわずかな流れの変化」を完全に予測することは現代の科学でも非常に難しく、発生直前になってから「線状降水帯が発生しました」と発表されるケースが少なくありません。 2. 局地災害だからこそ「企業単位の自衛」が必須になる 過去のコラムでもお伝えした通り、特定の地域に被害が集中する「局地的な激甚災害」は、国を挙げた広域災害に比べて自治体やインフラ企業の対応力に地域差が出やすく、公的な支援が届くまでにタイムラグが生じる傾向があります。 つまり、線状降水帯のような「いつ、どこで起きるか予測が難しい局地災害」に対しては、行政の助けを待つのではなく、企業が自ら「事業を維持する手段」をあらかじめ手元に用意しておくことが不可欠なのです。 3. 災害時に浮き彫りになる「通信の地域差」という盲点 大雨によって恐ろしいのは、河川の氾濫や土砂崩れといった直接的な被害だけではありません。それに伴う「停電」や「通信障害」です。 2019年の台風災害でも証明されたように、大規模な停電が発生すると、携帯電話の基地局はバックアップバッテリーが切れた瞬間から次々とダウンしていきます。また、土砂崩れで地中の光ファイバー網が物理的に切断されれば、固定回線もモバイル回線も一瞬で遮断されてしまいます。 線状降水帯による局地災害の恐ろしいところは、「A社(キャリア)は全滅だが、B社は繋がる」「この町内会は圏外だが、川を挟んだ隣の地域は生きている」というように、場所やキャリア、時間によって「通信の明暗」がはっきりと分かれる点です。 どれだけ完璧な避難マニュアルや安否確認システムを用意していても、運悪く自社のオフィスが「繋がらないキャリアのエリア」に入ってしまえば、その瞬間にすべてのBCPが機能停止に陥ります。 4. 予測できない脅威には「自動で切り替わる仕組み」で備える 線状降水帯の発生を完全に予測して避難することは難しくても、発生した後に「通信を途絶えさせない工夫」をオフィスに施しておくことは今すぐ可能です。 その最も有効な手立てが、特定のキャリアに依存しない「マルチキャリアの冗長化」です。 メインの回線が死んでも、あるいは特定の携帯キャリアが不通になっても、その場で生きている別のキャリアの電波を自動でキャッチしてオフィス全体のネットワークを維持する。このシンプルな自衛策があるかどうかが、激しい雨風の中で事業を継続できるか、それとも完全なブラックアウトに陥るかの境界線になります。 オフィスを孤島にしない。据え置き型通信BCP 当社の「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で対応するBCPサービスです。 面倒な回線工事や屋外へのアンテナ設置は不要。平時はオフィスのサブ回線や店舗の決済用回線として日常業務を支え、万が一の災害や停電時には、その場所で「今、一番強く繋がっている回線」を自動で選択して社内の通信を維持します。 今週末の台風接近、そしてこれからの本格的な大雨シーズンに備え、オフィスを「情報の孤島」にさせない確実なインフラの自衛を検討してみませんか。 3キャリア自動切替で局地災害に強い「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 介護DXの盲点?LIFE対応や見守りセンサーを導入した施設が、今すぐ見直すべき「通信BCP」のリアル

    投稿日:2026.07.06

    過去のコラムでは、介護施設におけるBCP(事業継続計画)策定の重要性についてお伝えしました。現在、多くの施設で策定が進んでいるかと思いますが、ここ最近で介護現場を取り巻く環境はさらに大きく変化しています。それが「介護現場のIT化(DX)」です。 現在、国は生産性向上の観点からICT機器や介護ソフトの導入を強力に後押ししており、各自治体でも「ICT補助金」などの公的支援制度が整備されています。これにより、多くの施設で業務のデジタル化が進んでいますが、防災士の視点から見ると、ここには「新時代の災害リスク」が潜んでいます。 目次 Toggle 現場に浸透するIT技術と、「通信」への依存度もしも「通信」が遮断されたら、現場はどうなるか?ケアの質を守るために、通信インフラの「冗長化」を介護現場の「止まらないDX」を支える 現場に浸透するIT技術と、「通信」への依存度 現在の介護現場では、以下のようなIT技術が主流になりつつあります。 介護ソフト・記録業務の電子化: タブレットやスマホでのリアルタイム記録や申し送り。 LIFE(科学的介護情報システム)対応: 国へのデータ提出義務化に伴う、ソフトでの一括管理。 見守りセンサー・ロボット: ナースコールと連動した、ベッド上の離床・呼吸状態の検知。 業務効率化ツール: ケアプランのデータ連携や、WEB面会システムなど。 これらはスタッフの負担軽減や利用者の安全性向上に大きく貢献しています。しかし、これらすべてのシステムに共通する大前提があります。それは、「インターネット(通信)が常に繋がっていること」です。 もしも「通信」が遮断されたら、現場はどうなるか? 想像してみてください。大規模な災害や局地的な大雨、あるいは通信キャリアの大規模なシステム障害によって、施設内の通信が完全に途絶してしまったときのことを。 利用者の状態をタブレットに入力できない(過去のカルテや持病のデータも見られない)。 LIFEへのデータ送信が滞り、加算算定に影響が出る。 夜間、ベッドからの転落を防ぐ「見守りセンサー」のアラートがスタッフの端末に届かない。 電気の備え(自家発電機など)をしていても、通信の回線そのものが死んでしまっては、これらの高度なITツールはすべて「ただの置物」と化してしまいます。介護現場のIT化が進めば進むほど、実は「通信障害が発生したときの業務停止リスク」も跳ね上がっているのです。 ケアの質を守るために、通信インフラの「冗長化」を 国や自治体の補助金を活用して素晴らしいシステムを導入したからこそ、それを動かす「命綱」である通信環境のバックアップ(冗長化)もセットで考える必要があります。 防災士としておすすめしたいのは、施設に引き込んでいるメインの固定回線(光回線など)とは別に、「いつでも動く、独立した複数のモバイル回線」を確保しておくことです。 特定の通信キャリアだけに頼るのではなく、ドコモ・au・ソフトバンクなど、複数の回線を自動で切り替えられる環境を整えておく。そうすれば、万が一どこかのキャリアで通信障害が起きたり、災害で基地局がダウンしたりしても、見守りセンサーや介護記録のシステムを維持し続けることができます。 スタッフの業務効率化と、利用者の安全を両立させるための介護IT。それを「有事」にも止めないための通信BCPを、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。 介護現場の「止まらないDX」を支える 当社が提供する「スカイベリーpro」は、1台でドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応。通信障害や災害時にも、その場で生きている最適な回線に自動で切り替わります。 面倒な回線工事やアンテナ設置の手間なく、タブレットや見守りシステムの「バックアップ回線」としてすぐにご導入いただけます。 介護施設の通信リスクを解消する「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 大企業だけのものじゃない!中小企業にこそBCP対策が必要な理由と、国が用意した「嬉しいメリット」

    投稿日:2026.07.01

    「BCP(事業継続計画)の策定」と聞くと、「大企業の総務部が何ヶ月もかけて立派な書類を作るものでしょう?」「うちは少人数の会社だから、そこまで人手も予算も回せないよ」と感じる経営者や担当者の方は少なくありません。 しかし、防災士の視点、そして現在の日本の経済情勢から言わせていただくと、本当に今すぐBCP対策を考えるべきなのは、中小企業の方々です。 今回は、中小企業にこそBCPが必要な理由と、国(中小企業庁)が用意している非常に手厚い優遇制度について解説します。 目次 Toggle なぜ、国は「中小企業のBCP」をこれほど急いでいるのか?人手が足りない中小企業こそ「通信の停止」が致命傷になるまずは「最も費用対効果の高い一歩」から少人数のオフィスにも、手軽に導入できるBCP なぜ、国は「中小企業のBCP」をこれほど急いでいるのか? 日本の企業の99%以上は中小企業であり、日本の雇用の大半を支えています。どこか1社の大企業が無事でも、部品を供給する中小企業や、物流・ITを支える地元の企業が災害で倒れてしまえば、日本のサプライチェーン(供給網)は完全にストップしてしまいます。 そこで中小企業庁では、中小企業が単独、あるいは連携して取り組む手軽なBCP対策を「事業継続力強化計画(通称:ジカツ)」として国が認定する制度をスタートさせ、強力に後押ししています。 中小企業庁「事業継続力強化計画」:https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/antei/bousai/keizokuryoku.html 計画をつくると「補助金」や「税制」で得をする? 「対策にお金をかけられない」という中小企業のために、国はこの「事業継続力強化計画」の認定を受けた企業に対して、以下のような非常に実利的なメリット(インセンティブ)を用意しています。 ものづくり補助金などの「加点」: 各種公的補助金の審査で優遇され、採択率が上がります。 税制優遇: 防災・減災設備(自家発電機や通信機器など)を購入した際、特別償却などの税制措置が受けられます。 低利融資: 日本政策金融公庫等による金融支援(低金利での融資)が受けられます。 企業の信頼性アップ: 「国が認めた、災害に強い会社」としてロゴマークを名刺やHPに掲載でき、大手の取引先からの評価や、採用活動でのアピールに繋がります。 つまり、今のBCPは「万が一の備え」というコストではなく、「会社の経営を有利にするための投資」という側面を持っているのです。 人手が足りない中小企業こそ「通信の停止」が致命傷になる 大企業であれば、どこかのオフィスやシステムがダウンしても、別の拠点や豊富な人手でカバーできるかもしれません。しかし、リソースに限りのある中小企業では、「たった数日、オフィスのインターネットや電話が止まるだけ」で、業務が完全に麻痺し、顧客を失ってしまうリスクがあります。 特に最近では、受注管理、顧客対応、銀行振込、社内連絡のすべてをクラウドやスマホに頼っている中小企業がほとんどです。災害や通信キャリアの障害によって通信が遮断された瞬間、全てのビジネスがストップしてしまいます。 人手がないからこそ、自動で会社を守ってくれる「仕組み」を入れておく必要があるのです。 まずは「最も費用対効果の高い一歩」から 大がかりな避難マニュアルを作るのは大変ですが、まずは「どんな災害が起きても、会社の通信(命綱)だけは切らさないようにしておく」という対策なら、今すぐ、しかも低コストで始められます。 特定の通信キャリアの回線だけでなく、ドコモ・au・ソフトバンクなど、複数の電波を自動で切り替えられる「通信の冗長化」を取り入れること。これだけでも、中小企業の災害リスクは劇的に引き下がります。 国が用意してくれている補助金や優遇制度を賢く使いながら、自社の事業と従業員を守るための「最初の一歩」を踏み出してみてはいかがでしょうか。 少人数のオフィスにも、手軽に導入できるBCP 当社の「スカイベリーpro」は、大がかりなインフラ投資や専門知識が必要ない、中小企業に最適なBCP特化型通信サービスです。 1台で3キャリアに対応し、月々のコストを抑えながら、有事の際の「通信断絶リスク」をゼロにします。国の「事業継続力強化計画」に盛り込む通信対策としても、非常に導入しやすいパッケージとなっています。 「まずは手軽に、効果の高いBCP対策から始めたい」という企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。 中小企業のBCPを低コストで強固に。「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • スマホが宇宙と直接つながる時代へ。「スターリンクダイレクト」の期待と、企業BCPの現実解

    投稿日:2026.06.22

    ここ最近、通信やIT業界で大きな話題をさらっているのが、スマートフォンが上空の衛星と直接通信する「スターリンクダイレクト(Starlink Direct)」の本格始動です。「いよいよ携帯キャリアの圏外が日本からなくなるのか!」と、企業の防災担当者様からも熱い注目を集めています。 専用のアンテナや機材なしで、手持ちのスマホがそのまま宇宙と繋がる技術は、間違いなくこれからの災害対策を大きく変えるイノベーションです。 しかし、防災士の視点、そして企業のBCP(事業継続計画)というシビアな現実から見たとき、「これがあるから、もう会社の通信対策は何もいらない」と考えるのは、少し時期尚早かもしれません。今回は、この最先端技術の“現在地”と、今企業が取るべき現実的な備えについて解説します。 目次 Toggle  「スターリンクダイレクト」の現在地と、超えられない壁 「未来の技術への期待」と「今ある備え」の両軸思考 企業のオフィス業務を守る「現実解」とは「今すぐ、室内でも繋がる」確実な冗長化を  「スターリンクダイレクト」の現在地と、超えられない壁 各キャリアでの試験運用やサービス開始が進むスターリンクダイレクトですが、現時点では万能の通信網というわけではありません。主に以下のような仕様や制約があります。 通信内容は「テキストメッセージ」や「一部データ」が中心 普段オフィスで行っているような、大容量のWEB会議や基幹システムへのアクセス、通常の音声通話がどこでも制限なしに使えるわけではなく、基本的には指定アプリでのメッセージ送受信や位置情報共有、緊急速報の受信などがメインです。 最大の盲点:屋内(オフィス内)では繋がらない これが企業BCPにおいて最も重要なポイントです。スターリンクダイレクトは、上空の衛星からの電波をスマホで直接キャッチするため、「屋外で、空が広く見渡せる場所」でしか通信が成立しません。当然、オフィスビルの室内や、窓のない避難所、周囲をビルに囲まれた都市部の路上などでは、電波が遮られて圏外になってしまいます。  「未来の技術への期待」と「今ある備え」の両軸思考 登山や海上、山間部の作業現場といった「もともと完全な圏外だった場所」での人命救助や最低限の安否確認において、この技術は100点満点の威力を発揮します。 しかし、企業のBCPのゴールは「連絡が取れること」だけではなく、「停電や災害時にも、オフィスや代替拠点でPCやタブレットを開き、事業を継続させること」のはずです。 未来のテクノロジーの進化にワクワクし、その動向に注目することは素晴らしいことです。ただ、それと同時に、「今、明日、大災害が起きたときに、目の前のビジネスをどうやって維持するか」という、今あるツールでの現実的な対策を地につけて行わなければなりません。  企業のオフィス業務を守る「現実解」とは では、都市部のオフィスや拠点での業務継続において、今最も確実な対策とは何でしょうか。 それはやはり、ビル内や室内でも電波が届きやすく、かつ高速なデータ通信が可能な「地上の携帯電波(マルチキャリア)を冗長化しておくこと」です。 災害時に、例えばドコモが不通になっても、auやソフトバンクが生きていれば自動で切り替わって、いつものようにPCやタブレットで仕事ができる。この「今すぐ確実に機能する足元の防衛策」を主軸として固めておくことが、企業のリスク管理の鉄則です。 最先端の「宇宙からの電波」という選択肢を未来の視野に入れつつ、まずは今すぐ確実に会社を、オフィスを、社員を救ってくれる地上のバックアップ網を完成させる。この「両軸」の視点を持つことこそが、本当に賢いBCP担当者のアプローチと言えるのではないでしょうか。 「今すぐ、室内でも繋がる」確実な冗長化を 当社の「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応した、オフィス内でも手軽に使えるBCP特化型通信サービスです。 特別なアンテナ設置や屋外へ出る手間もなく、電源を入れるだけでその場所の一番強い電波をキャッチし、大容量のデータ通信を維持します。 最先端の衛星通信ニュースをチェックしつつ、まずは足元の「確実に止まらない通信環境」の整備として、ぜひご検討ください。 オフィス内でも繋がるマルチキャリア冗長化。「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 首都直下地震の減災目標「半減」へ。閣議決定から考える、これからのオフィスに必要な「通信のフェーズフリー」

    投稿日:2026.06.15

    先日、政府は発生が迫っているとされる首都直下地震の被害想定見直しを受け、新たな減災目標などを定めた基本計画を閣議決定しました。最悪の場合に死者1万8千人、全壊・焼失建物40万棟とされる甚大な被害について、今後10年間で「半減以上」を目指すという、非常に強い危機感を持った国の方針です。 この基本計画の中では、耐震化率の向上や2地域居住の推進などと並び、具体的な火災対策として「感震ブレーカー」の設置率を高める方針が打ち出されています。 感震ブレーカーは、地震の揺れを感知して自動で電気を遮断し、通電火災を防ぐ器具です。これは防災士の視点からも非常に優れた対策であり、同時に今注目されている「フェーズフリー(Phase Free)」の代表例でもあります。 目次 Toggle 日常と非常時の境界をなくす「フェーズフリー」なぜ、オフィスのBCPは「眠らせる」と失敗するのか?通信のフェーズフリー化:平時は「オフィスの安定」、有事は「命綱」まとめ:防災を「コスト」から「日常の価値」へオフィスに、毎日使える確実な安心を。 日常と非常時の境界をなくす「フェーズフリー」 フェーズフリーとは、従来の「もしもの時のために、普段は使わない特別なものを準備しておく」という防災ではなく、「普段の暮らし(日常時)で便利に使っているものが、そのまま災害(非常時)にも役立つ」という、境界線のない新しい防災のあり方です。 感震ブレーカーも、普段は「電気の安全な使用」を見守る設備でありながら、有事には「火災を防ぐ命綱」へと自動で役割を変えます。日常のインフラの中に、最初から非常時の備えが溶け込んでいるのです。 実はこの「日常と非常時を分けない」というフェーズフリーの考え方、オフィスの通信BCP(事業継続計画)対策にこそ、絶対に今すぐ取り入れるべき視点なのです。 なぜ、オフィスのBCPは「眠らせる」と失敗するのか? 多くの企業の総務・リスク管理担当者様は、真面目にBCP対策を行っています。 「災害時のために、専用の通信機器やバックアップ回線、Wi-Fiルーターを契約して、社内の金庫(備蓄倉庫)に保管してある」という会社も多いでしょう。 しかし、この「非常時専用として眠らせておく対策」には、以下のような大きなリスクが潜んでいます。 有事の際、誰も使い方が分からない: 数年前に契約して以来、誰も触っていない端末を、大災害のパニックの中で全員が迷わず設置し、設定できるでしょうか。 いざという時に動かない: いざ金庫から出したらバッテリーが放電して切れていた、契約プランの更新を忘れていて繋がらなかった、という「メンテナンス漏れ」が起きやすい。 「有事のためだけにコストを払い、普段は引き出しの奥に眠らせておく」という従来の通信BCPは、管理の手間がかかる上に、本番で機能しないリスクが高いのです。 通信のフェーズフリー化:平時は「オフィスの安定」、有事は「命綱」 そこで提案したいのが、平時利用の回線の「フェーズフリー化」です。感震ブレーカーが電気のインフラに安心を組み込むように、「オフィスの日常業務で毎日便利に使っているWi-Fi(通信環境)に、最初からBCP対策を組み込んでおく」という状態を作ることです。 据え置き型の通信BCPデバイスなら、以下のようなスマートな運用が可能になります。 平時の使い方: メインの光回線に万が一のことがあったときのための「社内サブ回線」や、店舗の「POSレジ・キャッシュレス決済専用の安定回線」として、日常業務で毎日アクティブに稼働させておく。 非常時の使い方: 首都直下地震などの大災害や局地的な大雨で特定の通信キャリアで大規模な通信障害が起きたりした瞬間、そのまま「ドコモ・au・ソフトバンクの生きている回線」へ自動で切り替わり、何事もなかったかのようにオフィスのネット環境や安否確認システムを維持する。 これなら、平時から社内で常に電波が飛んでいて使い慣れているため、有事のパニック時にも慌てる必要が一切ありません。日常のビジネスの安定性を高めるためのインフラが、そのまま自動的に「災害への最強の備え」になっている。これこそが、現代企業が目指すべきスマートなリスクマネジメントです。 まとめ:防災を「コスト」から「日常の価値」へ 国の基本計画がアップデートされた今、企業の防災もまたアップデートが必要です。フェーズフリーの最大のメリットは、防災を「普段は使わない無駄なコスト」ではなく、「日常を支える価値」に変えられる点にあります。 「もしも」の時に本当に動くBCPを作るために。 自社の情報インフラがいま、「非常時専用の眠れるお荷物」になっていないか、それとも感震ブレーカーのように「日常と非常時をシームレスに繋ぐフェーズフリーな相棒」になっているか、一度見直してみてはいかがでしょうか。 オフィスに、毎日使える確実な安心を。 当社の据え置き型BCP通信サービス「スカイベリーpro」は、まさに通信のフェーズフリーを体現した製品です。 平時はオフィスのネットワークのバックアップや、店舗の決済用回線として日常業務を裏から支え、有事にはドコモ・au・ソフトバンクの3キャリア自動切替で、どこの回線がダウンしても「止まらないオフィス環境」に貢献します。 政府の減災目標「半減」に向けた、オフィスにおける情報インフラの具体的な一手として、日常の安心と非常時のレジリエンス(復旧力)を両立しませんか? 日常も非常時もオフィスを支える。フェーズフリーな通信BCP「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • BCP(事業継続計画)とは?防災計画との違いや策定の4ステップ、盲点になりがちな対策を防災士が解説

    投稿日:2026.06.11

    近年、激甚化する自然災害や、予期せぬシステム障害、サプライチェーンの分断など、企業の存続を揺るがすリスクが多様化しています。そうした中で、多くの企業で導入が進んでいるのが「BCP(事業継続計画)」です。 「言葉は知っているけれど、具体的に何から始めればいいのか分からない」 「社内の防災計画があるから、それで十分なのでは?」 そう考えている経営者や総務担当者の方に向けて、今回は防災士の視点から、BCPの基本的な概念や策定のステップ、そして多くの企業が見落としがちな「盲点」について分かりやすく解説します。 目次 Toggle  そもそもBCPとは?「防災計画」との決定的な違い BCP策定の基本「4つのステップ」 BCPの現場で今、最も見落とされがちな「盲点」 まとめ:事業を止めないための「通信の自衛」をBCPの生命線、マルチキャリアで強固に  そもそもBCPとは?「防災計画」との決定的な違い BCPとは「Business Continuity Plan(事業継続計画)」の略称です。大地震などの災害や、テロ、感染症の流行、大規模な通信障害といった緊急事態が発生した際に、「重要業務を中断させない」、あるいは「中断しても許容期間内に迅速に復旧させる」ための戦略や手順をまとめた計画を指します。 ここでよく混同されるのが「防災計画(防災対策)」です。この2つには明確な目的の違いがあります。 防災対策: 人命救助や拠点の建物・設備の「被害を最小限に抑えること」が目的(=守り) BCP対策: 被害を受けたことを前提として、「いかにして事業(ビジネス)を継続するか」が目的(=攻めの自衛) どれだけ頑丈な備蓄倉庫を作って命を守れても、会社としての業務が1ヶ月止まってしまっては、経営破綻の危機に瀕してしまいます。だからこそ、防災計画とセットでBCPが必要になるのです。  BCP策定の基本「4つのステップ」 BCPを策定する際は、一般的に以下の4つのステップに沿って進めます。 中核ビジネスの特定: 災害時に「絶対に止めてはいけない、最優先で復旧すべき業務」を絞り込む。 リスク(脅威)の評価: 地震、水害、感染症、サイバー攻撃など、自社に影響を与えるリスクを洗い出す。 経営資源の代替案検討: 人、モノ、金、情報(システム)が使えなくなった場合のバックアップ手段を確保する。 計画の文書化と周知・訓練: 机上の空論にせず、有事に社員が動けるようマニュアル化し、定期的に訓練(訓練)を行う。  BCPの現場で今、最も見落とされがちな「盲点」 国や自治体もガイドラインを出し、企業のBCP策定を後押ししていますが、せっかく作った計画が「計画倒れ」になってしまうケースが後を絶ちません。その最大の原因が「情報インフラ(通信)の過信」です。 多くのBCPでは、災害時のステップとして「社員の安否を確認する」「サテライトオフィスへ業務を切り替える」「クラウド上のデータを確認する」といったフローが美しく描かれています。 しかし、これらのフローはすべて「インターネットが繋がっていること」が大前提です。 近年頻発している局地的な豪雨や台風による停電、あるいは通信キャリア側の大規模なシステム障害によって、もし通信が完全に途絶してしまったらどうでしょうか。 安否確認システムは動かず、クラウドへのアクセスもできず、経営陣からの指示も現場に届かない。つまり、通信インフラのバックアップ(冗長化)がないBCPは、有事の瞬間にすべて崩壊してしまうリスクを孕んでいるのです。  まとめ:事業を止めないための「通信の自衛」を BCPとは、決して書類を作って満足するためのものではありません。有事の混乱の中で、いかに「いつもの業務」を継続できるかというリアリティこそが命です。 現代のビジネスにおいて、通信は電気や水と同じ、いやそれ以上に重要なライフラインです。特定の回線がダウンしても、別の回線へ自動で切り替わるような「マルチキャリア冗長化」を平時から組み込んでおくこと。それこそが、企業のBCPを「机上の空論」から「生きた武器」へと変える、最も重要で実効性の高い一歩となります。 BCPの生命線、マルチキャリアで強固に 当社が提供する「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で対応するBCP特化型通信サービスです。 オフィスや現場の「通信の遮断リスク」をなくし、どのような緊急事態下でも事業継続を可能にする強固なインフラ作りをサポートします。 企業のBCP対策に不可欠な通信冗長化。「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 台風6号と気象庁の新基準。情報に迷わないための「防災アップデート」

    投稿日:2026.06.04

    昨日、台風6号に伴う記録的な大雨が日本列島を襲いました。弊社のオフィスがある目黒区近辺でも激しい雨が降り、近くを流れる目黒川では「警戒レベル4」にあたる氾濫危険情報が発表されました。都内では、神田川等含め、5河川に同様の警報が発報されました。スマートフォンから鳴り響くアラートに、改めて災害の危険がすぐ身近にあることを痛感した方も多かったのではないでしょうか。 実は今回の大雨、日本の防災にとって一つの「大きな転換点」となる災害でした。 2026年5月29日、気象庁の警報基準がアップデート 大雨が降る直前の2026年5月29日、気象庁は災害リスクをより的確に伝えるため、防災気象情報の発表基準を大きく変更しました。今回の台風6号による大雨は、この新基準が初めて実際に適用されたケースとなったのです。 新たな防災気象情報について(気象庁)https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/keiho-update2026/index.html ニュースのインタビューなどを見ると、この変更に対して様々な受け止め方がありました。 事前に知っていた方からは「危険度の高まりが時系列で予測しやすくなり、避難の判断基準としてわかりやすくなった」と前向きに評価する声が上がっていました。 その一方で、変更がすべての人に浸透していたわけではなく、「入ってくる情報量が多すぎて、結局いま何をすべきなのかかえって迷ってしまった」と戸惑いを口にする方も少なくありませんでした。 命を守るために、「情報の受け取り方」を平時から決めておく 防災情報のアップデートは、私たちの命を守るための進化です。しかし、有事の混乱の中で新しい情報に直面すると、どうしても処理しきれずに足がすくんでしまうことがあります。 情報に振り回されないために、「どの情報が出たら、自分(自社)はどう動くか」というマニュアル(行動基準)を、平時のうちに作っておくことが重要です。 「レベル4が出たら、この作業を中断して全員を帰宅させる」 「この警報が出たら、拠点の状況確認をスタートする」 新しくなった基準をいま一度見直し、自社のタイムライン(防災行動計画)に落とし込んでおくことこそが、今求められている防災意識のアップデートです。 防災のもう一つの盲点「通信の確保」 そして、正しい情報をタイムリーに受け取り、適切な行動を起こすために、絶対に欠かせない前提条件があります。それが「通信環境」です。 どれだけ優れた防災情報が国や自治体から出されても、社内ネットワークの電波が途切れてしまっては、その情報を受け取ることも、社員の安全を確認することもできません。 防災といえば水や食料の備蓄、避難経路の確認に目が向きがちですが、現代のビジネスにおいては「いざという時にも情報が途絶えない通信環境の確保」もまた、重要な防災対策の一つと言えます。 当社では、万が一の通信障害や局地的な電波寸断のリスクに備え、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアを自動で切り替えて繋がり続ける、BCP対策に特化した通信サービス「スカイベリーpro」を提供しています。 今回の台風を契機に、社内の避難計画の見直しと合わせて、情報インフラという「目に見えない備え」についても、一つの観点として見直してみてはいかがでしょうか。 BCP対策の通信サービス「スカイベリーpro」についてはこちら

  • 富士山噴火と広域停電、企業の通信BCPに必要なもう一つの命綱

    投稿日:2026.06.03

    突然ですが、6月3日は「測量の日」であることをご存知でしょうか。土地の高さや形を正確に把握する測量は一見地味ですが、実は私たちの命を守るダイレクトな情報です。 今から35年前の1991年6月3日、長崎県の雲仙普賢岳で大規模な火砕流が発生しました。火砕流や土石流は決して無秩序に流れるのではなく、地図の「等高線」が示す谷筋(低いところ)に沿って高速で流れ下ります。つまり、地形を知ることは、命を守る避難ルートを知ることに直結するのです。 しかし、防災士の視点から企業のリスク管理を見たとき、この雲仙普賢岳の教訓には、現代ビジネスにも通じる「もう一つの重要な現実」が隠されています。 目次 Toggle 災害は「一瞬」では終わらない。都市を襲う火山リスク停電が引き起こす「第2の災害」=通信途絶命を守る地図の線、事業を守る通信のバックアップ長期化する災害時にも、選択肢を。 災害は「一瞬」では終わらない。都市を襲う火山リスク 雲仙普賢岳の噴火活動は、その後約4年半にもわたって続きました。この災害が私たちに突きつけたのは、「災害は一瞬では終わらない」という過酷な現実です。 これは過去の地方の出来事ではありません。日本を代表する活火山である「富士山」がひとたび大規模な噴火を起こせば、その火山灰は首都圏を含む広範囲に降り注ぎます。 火山灰がもたらすのは、交通や物流の麻痺だけではありません。 実は、火山灰が送電線や変電設備に付着することで、「大規模かつ長期的な広域停電」が発生する可能性が指摘されています。 停電が引き起こす「第2の災害」=通信途絶 電力がストップしたとき、企業が真っ先に直面するのが「通信のブラックアウト(寸断)」です。 前回のコラムでも触れた通り、携帯電話の基地局にはバックアップ電源がありますが、それらは数時間から長くても数日しか持ちません。火山災害のようにライフラインの復旧が「長期化」する場合、蓄電池が枯渇した瞬間から、スマートフォンもWi-Fiも一切繋がらない「情報の孤島」が生まれてしまいます。 オフィスに電気が戻らない、スマホも繋がらない、社員の安否も分からない・・・ 災害が長期化する中で事業を継続(BCP)するためには、エネルギーの備蓄(ポータブル電源など)だけでなく、「通信インフラの備えも冗長化(二重化)」しておくことが絶対条件となります。 命を守る地図の線、事業を守る通信のバックアップ 雲仙普賢岳の教訓は、「1本の線(等高線)の読み取りが安全を分ける」ということでした。 これを企業のBCPに置き換えるなら、「1本の通信回線だけに頼るリスクを読み解く」ということになります。 もしメインの通信キャリアの基地局が停電や灰の被害でダウンしても、別のルートや別のキャリアの電波が生きていれば、最低限の情報共有や業務継続は可能になります。 「いざという時」の被害を最小限に抑え、長期戦を生き抜くために。平時から複数の通信キャリアを確保し、自動で切り替わるような「通信の冗長化」を組み込んでおくことは、現代企業における最も実効性の高い“備蓄”と言えるのではないでしょうか。 長期化する災害時にも、選択肢を。 当社が提供する「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で対応。災害によって特定の通信網が遮断された場合でも、その場で繋がる最適な回線を自動で選択します。 自然災害の脅威から、会社の情報インフラと事業を守るための「冗長化」をご提案します。 火山災害・広域停電時のBCP対策に。「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 梅雨・台風シーズン目前。局地的な「通信断絶」から会社を守る、キャリア冗長化の重要性

    投稿日:2026.06.02

    近年、線状降水帯による局地的な豪雨や、非常に強い勢力を保ったまま上陸する台風が常態化しています。今年も間もなく梅雨、そして台風シーズンがやってきます。 私たちは「災害」と聞くと、国を挙げた大規模な支援が行われる姿を想像しがちです。しかし、実は「局地的な激甚災害」こそ、企業にとってのBCP対策の真価が問われることを忘れてはいけません。 目次 Toggle 局地的な災害ほど「地域差・対応差」が出る明暗を分けたのは「キャリアと場所」の差企業が今すぐ取り組むべき「通信の自衛」「止まらない通信」で、リスクを回避する 局地的な災害ほど「地域差・対応差」が出る 大規模な広域災害では、官民が一体となり、通信インフラの復旧にも総力が挙げられます。しかし、特定の地域に被害が集中する局地的な災害の場合、復旧のスピードや支援の厚さは各自治体やインフラ企業の状況に委ねられる部分が大きく、結果として地域間で大きな差が生じます。 つまり、「国が助けてくれる」のを待つのではなく、企業自らが「通信を維持する術」を持っていない限り、事業停止のリスクは回避できないのです。 2019年、千葉と静岡を襲った「通信の空白」(「令和元年(2019年)台風第15号・第19号の検証レポート」 より) その教訓として語り継がれるのが、2019年の台風15号と19号です。 台風15号では、千葉県を中心に大規模な停電が発生しました。この際、多くの携帯電話基地局がバックアップ電源の枯渇によりダウンし、広範囲で通信断絶が起きました。 続く台風19号でも、静岡県などで河川の氾濫や土砂崩れにより光ファイバー網が切断され、固定通信・移動体通信ともに大きな影響を受けました。 明暗を分けたのは「キャリアと場所」の差 当時の状況で興味深いのは、「A社は繋がらないが、B社は繋がる」「この町内会は全滅だが、隣の町内会は生きている」といった、キャリアや場所、そして時間帯による「通信の明暗」がはっきりと分かれた点です。 これは、各キャリアの基地局の配置や、非常用電源の備蓄状況、さらには復旧ルートの違いによるものです。この事実が示すのは、「単一の通信手段に頼ることは、災害時にサイコロを振るようなもの」だということです。 企業が今すぐ取り組むべき「通信の自衛」 もし自社の拠点や社員の居住地が、運悪く「繋がらないエリア」に入ってしまったら。情報の収集も、指示出しも、顧客への連絡もすべて止まります。 局地的な事態だからこそ、自分たちで備える。その最も有効な手段が、通信の「マルチキャリア冗長化」です。 特定のキャリアがダウンしても、別の生きているキャリアを自動で選択し、通信を継続する。このシンプルな備えが、台風15号や19号のような事態において、事業の継続と停止の境界線となります。 「止まらない通信」で、リスクを回避する 「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応。1台の端末で、その時・その場所で最も安定している回線を自動的に選択して接続します。 梅雨や台風による「もしも」が起きる前に。場所やキャリアに縛られない、強固な通信環境の整備をご提案します。 3キャリア自動切替で災害に強い「スカイベリーpro」の詳細はこちら

  • 「5月の嵐」が残した教訓。大規模災害時以外でも起こる「局地的な通信障害」への備えとは

    投稿日:2026.05.07

    直近のニュースから 今年のゴールデンウィーク、列島を襲った「5月の嵐(メイ・ストーム)」。各地で激しい雷雨や突風が吹き荒れ、道路の冠水や交通機関の乱れが相次ぎました。 実はこうした荒天時、ニュースで大きく報じられないレベルで頻発しているのが、落雷や強風による「局地的な通信障害」です。 JAPANローミングの”外側”にあるリスク 先月、災害時の相互接続サービス「JAPANローミング」が開始され、大きな話題となりました。しかし、今回のメイ・ストームのようなケースを考えると、公的な対策だけではカバーしきれない「ビジネスの死角」が見えてきます。 JAPANローミングが発動するのは、あくまで甚大な被害が発生し、携帯5社間で大規模災害、大規模障害とされた場合のみです。一方で、以下のような「日常の延長線上にあるトラブル」では、自力での対策が求められます。 落雷による基地局のピンポイント停止: 近隣の基地局が落雷でダウンし、自社ビル周辺だけ電波が届かなくなる。 通信輻輳(ふくそう): 悪天候で避難者が一箇所に集まったり、帰宅困難者が一斉にスマホを利用したりすることで、回線がパンクし繋がりにくくなる。 局地的な停電: 伝送路や中継設備が停電の影響を受け、Wi-Fiや固定回線が数時間だけ途絶する。 こうした「数時間、特定のエリアだけ」という小規模な障害であっても、業務が止まってしまえば、企業にとっては大きな機会損失に繋がります。 解決策:今、求められる「通信の冗長化」 「JAPANローミングがあるから大丈夫」と過信せず、ビジネスを継続させるためには、自社でコントロールできるバックアップ手段を持つことが重要です。 例えば、当社のBCP通信対策サービス「スカイベリーpro」であれば、以下のようなメリットを提供できます。 キャリアの壁を超えた自動接続: A社の電波が弱まれば、自動的にB社へ。特定の基地局トラブルに左右されません。 大容量・高速通信の維持: 救済措置としての低速なローミングとは異なり、平常時と変わらない速度でWEB会議やクラウド作業が可能です。 工事不要で即導入: 設置するだけで、その日から「通信のシェルター」として機能します。 天候の急変は予測できても、それがいつ、どこの通信設備を直撃するかまでは予測できません。 今回のメイ・ストームを「ただの雨」で終わらせるのではなく、自社の通信環境をアップデートするきっかけにしてみてはいかがでしょうか。 BCP対策の通信サービス「スカイベリーpro」

  • 震災後の「まち」を先に描く「事前復興」とは?国交省ガイドラインから学ぶ、災害に強い企業の通信BCP

    投稿日:2026.05.01

    先日、テレビ番組で「事前復興」という言葉が取り上げられていました。皆さんはこの言葉をご存知でしょうか。 通常、防災といえば「被害をどう防ぐか(減災)」に目が向きがちですが、事前復興とは「被災した後のまちづくりを、被災する前に準備しておこう」という新しい防災の取り組みです。 目次 Toggle 1. 「事前復興」の理念:混乱の中で「選択」を間違えないために2. 過去の教訓:阪神・淡路と東日本の「スピードの差」3. 現在の実施状況と課題4. 通信インフラこそ、企業BCPの第一歩事業継続を支える通信の冗長化 1. 「事前復興」の理念:混乱の中で「選択」を間違えないために 国土交通省のガイドラインによると、事前復興の核心は「復興の目標像を平時から共有しておくこと」にあります。 国土交通省:復興まちづくりのための事前ガイドラインについて https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_tobou_fr_000036.html 大規模災害が発生した後、被災地は深刻なパニックとリソース不足に陥ります。その混乱の中で、将来の街の姿をゼロから議論し、住民の合意を得るには膨大な時間と労力がかかります。 「事前復興」は、以下の3つの柱を平時から準備しておくことを提唱しています。 ソフトの準備: 復興の手順や組織体制をあらかじめ決めておく。 合意形成: どのような街を目指すかの「ビジョン」を地域で共有しておく。 データの蓄積: 復興計画の基礎となる地図や地質、インフラ情報を整理しておく。 2. 過去の教訓:阪神・淡路と東日本の「スピードの差」 この取り組みの重要性は、過去の災害対応の差に顕著に現れています。 1995年の阪神・淡路大震災では、神戸市の一部の地域において、震災前から住民による「まちづくり提案」や復興の検討が進んでいました。その結果、被災後わずか2ヶ月で復興計画案がまとまるなど、迅速な意思決定と施行が可能になりました。 一方で、東日本大震災では多くの自治体で被災後に検討を始めたため、合意形成に時間がかかり、結果として阪神・淡路の際と比較して事業の実施が大幅に遅れたという教訓が残っています。この「初動の遅れ」が人口流出や地域の衰退に直結することを、私たちは学びました。 3. 現在の実施状況と課題 現在、東京都をはじめ多くの自治体で「都市復興訓練」が実施されています。机上シミュレーションを通じて、発災から復興までのプロセスを疑似体験し、課題を洗い出す取り組みです。 しかし、国土交通省の報告では、検討が進んでいない自治体もまだ多く、特に「復興を担う人材の不足」が深刻な課題として挙げられています。また、復興の基盤となる「通信環境」などのインフラを、発災直後からいかに維持・確保し続けるかという具体的なスキーム作りも、各組織に委ねられているのが現状です。 4. 通信インフラこそ、企業BCPの第一歩 この「事前復興」の考え方は、企業のBCP(事業継続計画)にもそのまま当てはまります。 復興のプロセスにおいて、行政との連携、社員の安否確認、取引先との調整、そして仮設事務所での業務再開 -これらすべては「通信が繋がっていること」が絶対条件となります。 事前復興の肝は、「普段から使っているものが、いざという時にもそのまま機能する」という状態を作っておくことです。 有事になってから臨時の通信手段を慌てて探すのではなく、平時から冗長化された通信環境を組み込んでおくこと。それこそが、企業における最も実効性の高い「事前復興」対策と言えるのではないでしょうか。 事業継続を支える通信の冗長化 当社では、1台でドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応し、通信障害時も自動で最適な回線に切り替えて継続使用することができる、BCP通信サービス「スカイベリーpro」を提供しています。 災害時の混乱の中でも、事業を止めず、迅速な復興へと踏み出すための「止まらない通信」をご提案します。 BCP対策の通信サービス「スカイベリーpro」詳細はこちら

  • 「待ったなし」のBCP対策。災害時にビジネスを止めないための通信インフラとは?

    投稿日:2026.04.21

    昨日の東北地方での地震におきまして、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 報道でも「今後1週間程度は同規模の地震に警戒が必要」と呼びかけられており、引き続き予断を許さない状況が続いています。さらに、首都直下型地震は「30年以内に70%の確率で起こる」と言われており、企業における災害へのBCP(事業継続計画)対策は、まさに「待ったなし」の状態と言えます。 目次 Toggle 現代ビジネスの生命線は「通信」通信障害に強いBCP回線「スカイベリーpro®」豊富な導入事例お客様の声から生まれた新機種「スカイベリーpro® X(テン)」 現代ビジネスの生命線は「通信」 災害対策において、水や食料の備蓄、避難経路の確認は基本ですが、現在のデジタル化されたビジネス環境においては「通信インフラの確保」が極めて重要です。 従業員の安否確認、顧客への状況報告、データへのアクセスなど、これらはすべてインターネット通信が繋がって初めて成立します。有線LANの断線や基地局の被災によって通信がダウンすれば、企業活動は完全にストップしてしまいます。「通信が止まる=ビジネスが止まる」のが、今の時代のリアルなのです。 通信障害に強いBCP回線「スカイベリーpro®」 こうしたリスクに備えるためのソリューションが、a2network株式会社が提供する「スカイベリーpro®」です 。 3大キャリア対応の冗長化: ドコモ、au、ソフトバンクの3社のSIMを装備しており、通信障害に強い仕組みを採用しています 。 自動切替による高い信頼性: 3大キャリア回線の自動切替により、平時から活用することで災害発生時にも特別な対応不要で通信を継続します 。 豊富な導入事例 「スカイベリーpro®」は、2023年のリリース以来、通信が不安定な空港や屋外イベントでのPOSレジBCP対策、オフィスから離れたアウトドアでの大容量通信や遠隔医療のための車載通信ネットワークなど、通信の安定や冗長化が必要とされるさまざまな場面で活用されています。 導入事例:https://skyberrypro.jp/usecase/ お客様の声から生まれた新機種「スカイベリーpro® X(テン)」 この度、この「スカイベリーpro®」から、既存のお客様よりご要望の多かった機能を搭載した次世代モデル「スカイベリーpro® X(テン)」が登場しました 。導入がさらに容易になり、有事の際も平時も、より便利に運用いただけるよう設計されています。 Wi-Fi 6一体化で導入・設置が容易に: 最新規格の「Wi-Fi 6」を本体に内蔵しました 。別途アクセスポイントを用意する必要がなく機器構成がシンプルになるため、設置スペースの削減と配線トラブルのリスク軽減を同時に実現します 。 運用負荷を軽減する遠隔メンテナンス機能: 遠隔からのファームウェアアップデートやリブート(再起動)が可能になりました 。現場にスタッフを派遣することなくリモートで迅速な処置が行えるため、管理者の運用工数を大幅に削減します 。 超高速通信の実現: 10Gbps対応ポートを搭載し、画像などの大容量通信にも対応する超高速通信を提供します 。 災害の発生そのものを防ぐことはできませんが、事前の「備え」によって被害を最小限に抑え、事業を迅速に立て直すことは可能です。 「あの時、通信のバックアップを用意しておけば…」と後悔する前に。「もしも」のときに途切れない通信サービス「スカイベリーpro®」で、貴社のBCP対策を今すぐ見直してみませんか 。 「スカイベリーpro® X」の詳細についてはこちらをご覧ください。https://skyberrypro.jp/feature/

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