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BCPとBCMの違いとは?「計画倒れ」を防ぎ、有事に動ける組織を作るためのマネジメント
投稿日:2026.10.26
以前のコラムでは、企業が事業を守るための「BCP(事業継続計画)」の基本について解説しました。この記事を読まれている方の中には、すでに社内でBCPの策定に取り組まれている方も多いかと思います。 しかし、BCPについて調べていくと、必ずといっていいほど「BCM」という似たような言葉に出会いませんでしょうか。 「アルファベットが1文字違うだけで、何が違うの?」 「うちが今やるべきなのは、BCPとBCMのどちら?」 今回は、この混同しやすい2つの言葉の違いと、なぜ今多くの企業で「BCM」が重視されているのかを、防災士の視点から分かりやすく解説します。 目次 Toggle BCPは「成果物」、BCMは「活動そのもの」防災士が解説。身近な「避難訓練」で例えると?なぜ今、BCPではなく「BCM」が叫ばれるのか通信BCPにおける「BCM(運用・テスト)」の重要性まとめ:動ける組織を作るために運用の負担を減らす、最も手軽な通信BCP BCPは「成果物」、BCMは「活動そのもの」 一言で表すなら、この2つの関係は以下のようになります。 BCP(Business Continuity Plan):事業継続「計画」 災害などの緊急事態に備えて、「誰が、何を、どうするか」をあらかじめまとめたマニュアルや計画書(成果物)のこと。 BCM(Business Continuity Management):事業継続「マネジメント(管理)」 作成したBCPを形骸化させず、社員への教育、避難訓練の実施、定期的な見直しなどを行い、企業全体の「災害対応力」を維持・向上させ続ける組織的な運用体制(活動全体)のこと。 つまり、BCM(大きな枠組み・活動)という仕組みの中に、BCP(具体的な計画書)が含まれているという関係性です。 防災士が解説。身近な「避難訓練」で例えると? もっと身近な例で考えてみましょう。 学校やオフィスにある「火災が起きたら、このルートで校庭に逃げなさい」と書かれた避難経路図。これが「BCP(計画)」です。 しかし、図面があるだけでは、いざ火災が起きたときに全員がパニックにならず動けるとは限りませんよね。だからこそ、定期的に訓練アナウンスをして「実際に歩いてみる(訓練)」、新入社員に「経路を教える(教育)」、ビルが改装されたら「図面を書き直す(修正)」。この一連の取り組みすべてが「BCM(マネジメント)」です。 どれだけ立派な避難経路図(BCP)があっても、一度も訓練(BCM)をしていなければ、有事の役には立ちません。 なぜ今、BCPではなく「BCM」が叫ばれるのか 多くの企業が数年がかりで立派なBCPを策定します。しかし、せっかく作った計画書がオフィスの棚の奥で眠り、数年後にいざ災害が起きたときには「担当者が変わっていて誰も動かし方を知らない」「システムが古くなっていてマニュアル通りに動かない」というケースが後を絶ちません。 経営環境も、現場のシステムも、日々変わっていきます。 だからこそ、計画を作って終わりにせず、「計画(Plan)→ 訓練・実行(Do)→ 評価・検証(Check)→ 改善(Action)」というPDCAサイクルを回し続ける「BCM」の視点が、今の企業には絶対に不可欠なのです。 通信BCPにおける「BCM(運用・テスト)」の重要性 この重要性は、企業の生命線である「通信インフラの備え」においても全く同じです。 「災害用に、バックアップ用の通信端末(Wi-Fiルーターなど)を契約して金庫に保管してあるからBCPは万全だ」 そう安心している企業は少なくありません。しかし、いざ通信障害や大雨による停電が起きたとき、その端末はすぐに使える状態でしょうか。 「いざ電源を入れたらバッテリーが放電して切れていた」 「誰も接続設定のパスワードを知らない」 「いざという時に、現場のスタッフが使いこなせない」 これでは、BCPとしては失敗です。通信の備えをしっかり機能させるためにも、「定期的に電源を入れて接続テストをする」「避難訓練の日に、実際にそのバックアップ回線を使って安否確認の連絡を入れてみる」といった、BCMの視点を持った運用が必要になります。 まとめ:動ける組織を作るために BCPは「作ったらゴール」ではありません。そこから始まるBCM(マネジメント)の積み重ねこそが、有事の際に会社と社員の命を救います。 自社の計画書がいま「棚の飾り」になっていないか、定期的な訓練やインフラのチェックが行われているか。この機会に、ぜひ「運用面」の視点から、社内の防災体制を見直してみてはいかがでしょうか。 運用の負担を減らす、最も手軽な通信BCP 通信の冗長化をBCM(運用)のサイクルに組み込む際、担当者様の大きな負担にならない「手軽さ」も重要です。 当社の「スカイベリーpro」は、面倒なアンテナ設置や複雑な接続設定は一切不要。1台でドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに自動で切り替わるため、有事の際にも「ただ電源を入れるだけ」で、誰でも迷わず最適な回線に繋がります。 「訓練やメンテナンスの手間を極力減らし、確実に動くインフラを整えたい」という総務・BCP担当者様の運用を、強力にサポートします。 誰でも迷わず使える通信BCP。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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介護施設のBCP対策。「予算の壁」を補助金活用でクリアする通信冗長化の進め方
投稿日:2026.10.08
2024年4月からの「介護事業者におけるBCP(事業継続計画)策定の完全義務化」を受け、多くの介護施設や事業所で避難訓練やマニュアルの整備が進められています。また、人手不足解消や業務効率化を目的とした「介護DX(見守りセンサー、スマートナースコール、クラウド型介護記録ソフトの導入)」も急速に加速しています。 しかし、施設経営者様や施設長様とお話しする中で、一つ大きな盲点となっているのが「オフィスのWi-Fi・通信環境が途絶えた際のリスク」です。 今回は、ケアの現場を守る通信BCPの必要性と、導入の最大のネックとなる「コストの壁」を突破する新しい手法について解説します。 目次 Toggle 1. 通信が止まると「介護ケアそのもの」がストップする2. 導入を阻む「予算・コストの壁」をどう乗り越えるか3. 「スカイベリーpro」がTAISコードを取得!補助金対象へまとめ:補助金を活用し、「止めないケア」の実現へTAIS登録完了!補助金で進める「介護BCP」 1. 通信が止まると「介護ケアそのもの」がストップする 現代の介護現場は、固定の光回線やWi-Fi環境に強く依存しています。 万が一、大雨や地震による停電・基地局障害、あるいは地中のケーブル断線等によってオフィスの通信がダウンした場合、以下のような深刻な事態が発生します。 見守り・離床センサーの不通: 利用者の転倒・転落や徘徊の検知ができなくなり、重大な事故につながる。 スマートナースコールの停止: 職員のスマホ端末へ通知が届かず、緊急時の初期対応が遅れる。 電子介護記録・申し送りシステムの閲覧不可: 投薬情報や既往歴、注意事項が確認できず、ケアの質と安全性が著しく低下する。 つまり、介護現場における通信途絶は、単に「ネットが見られない」というレベルの話ではなく、「利用者の生命と身体の安全に直結するリスク」なのです。 2. 導入を阻む「予算・コストの壁」をどう乗り越えるか 「通信の二重化(バックアップ回線)が必要なのは痛感しているが、非常時の備えだけにコストをかけられない」 「ICT化の補助金は使ったが、通信インフラの冗長化機器にまで予算が回らない」 経営者や施設長の方々から、このようなお声を数多くいただいてまいりました。 どれほど重要性が高くても、限られた介護報酬や予算の中で新たな設備投資を行うのは容易ではありません。 3. 「スカイベリーpro」がTAISコードを取得!補助金対象へ このたび、当社の据え置き型通信BCPソリューション「スカイベリーpro®」は、公益財団法人テクノエイド協会が管理する「TAIS(福祉用具情報システム)」へのコード登録を完了いたしました。 これにより、各種自治体や国が実施する「介護テクノロジー導入支援事業」や「ICT導入補助金」などの補助金・助成金制度を活用した導入が検討可能となります。 「費用面がネックでバックアップ回線の導入を見送っていた」という施設様におかれましても、制度を賢く活用することで、自己負担額を大幅に抑えながら強固な通信BCP環境を構築していただくことが可能になりました。 まとめ:補助金を活用し、「止めないケア」の実現へ 介護施設のBCPにおいて、通信インフラはあらゆる業務と人命を守る「生命線」です。 特定キャリアの障害や大規模災害時でも、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアから最適な電波を自動選択して接続を維持する「スカイベリーpro」なら、有事の際も見守りシステムや介護記録を止めることなく、職員様と利用者の安全を死守します。 「自社の施設で使える補助金があるか知りたい」「TAISコードを活用した見積もりや導入シミュレーションがほしい」といったご相談も承っております。 経営と現場の安心を両立するスマートな通信BCP対策として、ぜひご活用ください。 あわせて読みたい:介護施設でのBCP対策と通信インフラの重要性(過去コラム) TAIS登録完了!補助金で進める「介護BCP」 当社の「スカイベリーpro」は、回線工事不要で設置できる据え置き型のマルチキャリア対応通信サービスです。 TAISコード登録完了に伴い、補助金・助成金を活用したコストを抑えた導入のご提案が可能となりました。 施設経営者様・事務長様向けのご相談・資料請求を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。 TAIS登録製品「スカイベリーpro」の補助金活用・導入相談はこちら
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台風25号・26号の連続襲来に学ぶ。長期化・重層化する災害と「継続的な情報収集」を支える通信BCP
投稿日:2026.09.28
台風25号の影響により、各地で線状降水帯が発生し、印旛沼周辺での氾濫リスクや山林の土砂崩れなど、広範囲で甚大な被害や警戒が続いています。さらに気象庁の予報では、畳みかけるように「台風26号」の進路にも警戒が必要な状況となっており、まさに「災害の長期化・重層化」が現実のものとなっています。 1つの台風が過ぎ去って終わりではなく、被害が残る中で次の災害が襲いかかってくる現代の気候変動リスクにおいて、企業が最も意識すべきは「発災時だけでなく、復旧期や二次災害への警戒期まで、途切れることなく情報を集め続けること」です。 今回は、長期化する災害現場においてなぜ「通信の維持」が命綱になるのかを解説します。 目次 Toggle 1. 1つの災害が終わる前に次が来る「重層化リスク」の脅威2. 長期化する避難・孤立生活で立ちはだかる「通信の壁」3. どのような長期戦でも情報を止めない「通信の自衛」連続する台風・長期化する災害でも「情報を途絶えさせない」通信環境 1. 1つの災害が終わる前に次が来る「重層化リスク」の脅威 台風25号による大雨で地盤が緩み、河川の水位が高い状態が続いている地域に、もし台風26号が追撃するように接近した場合、通常よりもはるかに少ない雨量で大規模な土砂崩れや河川決壊が引き起こされます。 このような状況下では、企業の防災担当者や現場責任者は、以下のような「刻々と変化する多角的な情報」を何日にもわたって監視し続けなければなりません。 台風26号の最新進路予想と、自社拠点への到達タイミング 地盤の緩み具合を示す「土砂災害警戒情報」や自治体の避難指示 雨雲レーダー(線状降水帯の推移)や河川ライブカメラのリアルタイム映像 交通インフラ・物流ルートの不通状況と復旧見込み 2. 長期化する避難・孤立生活で立ちはだかる「通信の壁」 発災直後の安否確認はもちろん重要ですが、災害が数日から1週間以上に及ぶ場合、オフィスの通信環境が死んでいると業務再開の判断すら立てられなくなります。 以前のコラムでもお伝えした通り、気象庁の予報精度向上や民間気象サービス(気象データAPIや防災アプリ等)の進化により、企業が手に入れられる防災情報の質は劇的に高まっています。 👉 あわせて読みたい:気象庁の「予報強化」でどう変わる?気候変動時代に企業が問われる「途切れない情報収集」と通信BCP しかし、どれほど高精度な気象・防災情報が存在していても、現地拠点やオフィスのネット回線が断線・パンクしていれば、それらの情報をキャッチして意思決定に活かすことは不可能です。 「台風25号の被害対応をしながら、台風26号の接近に備えて社内連絡や情報収集を続ける」という過酷な状況において、通信が途絶えることは「企業の目が遮断されること」と同義なのです。 3. どのような長期戦でも情報を止めない「通信の自衛」 気象災害の激甚化・長期化に伴い、企業の通信BCPも「数時間耐えればいい備え」から「数日間〜数週間にわたるインフラ障害を乗り切る備え」へとアップデートが求められています。 特定の光回線や特定の携帯キャリアだけに頼るリスクを排除し、「いかなる状況でも、その場で一番強い電波を自動で拾って繋がり続ける環境」を事前にオフィスへ備えておくことが、社員の安全と事業継続を両立させる最大の鍵となります。 連続する台風・長期化する災害でも「情報を途絶えさせない」通信環境 当社の「スカイベリーpro」は、回線工事不要で電源を入れるだけで設置できる据え置き型の通信BCPデバイスです。 ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応するため、台風や大雨による基地局ダウンや地中ケーブルの断線が発生した場合でも、生きている回線を自動選択して接続を維持します。 台風25号・26号のような連続した気象災害や、長期化する復旧フェーズにおいても、オフィスの「リアルタイムな情報収集ライン」を確実に死守します。自社の通信インフラの再点検に、ぜひご活用ください。 長期化する災害時も途切れない通信インフラ。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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気象庁の「予報強化」でどう変わる?気候変動時代に企業が問われる「途切れない情報収集」と通信BCP
投稿日:2026.09.17
気象庁は先日、気象情報を「防災や社会経済活動における重要情報」として改めて位置づけ、予報精度の向上とともに、より細かく・先の期間までの気象予測を提供する方針を発表しました。 地球規模の気候変動に伴い、線状降水帯による局地的な大雨や、猛烈な台風の長期停滞など、気象変化そのものが企業のBCP(事業継続計画)を揺るがす甚大なリスクとなっています。近年では、気象データを自社の物流や店舗運用と連携させて自動でリスク管理を行う高度な防災DX(WXTechサービスなど)を導入する企業も急増しています。 こうした中で、企業が有事の際に最も意識すべきなのは「発災時だけでなく、その後も刻々と変化する気象・災害状況をリアルタイムに収集し続けること」です。 今回は、進化する気象情報と、それを支えるオフィスの通信環境の重要性について解説します。 目次 Toggle 1. 「過ぎ去るのを待つ」から「刻々の変化を追う」時代へ2. ラジオから「双方向・高画質データ」への変化と通信の壁3. 情報を集めたい時に「通信が途絶える」という最大の盲点まとめ:高度な気象予測を活かすための「通信の自衛」どんな気象災害でも情報を途絶えさせない通信BCP 1. 「過ぎ去るのを待つ」から「刻々の変化を追う」時代へ 従来の台風や豪雨の対策は、「暴風域を過ぎるまで数時間じっと耐える」というものが中心でした。 しかし近年の気象災害は、局地的な大雨が長時間続いたり、台風の通過後にも暖湿流の影響で離れた地域に二次災害(土砂崩れや河川氾濫)をもたらしたりと、影響が長期化・複雑化しています。 避難や復旧の判断基準が変わる: 「雨が止んだから安全」ではなく、上流の雨量データや土砂災害警戒情報の推移を見て判断する必要がある。 サプライチェーンの迂回判断: 自社周辺だけでなく、取引先や物流ルート上の雨雲レーダー(数時間先の予測)をリアルタイムで把握し続ける必要がある。 2. ラジオから「双方向・高画質データ」への変化と通信の壁 かつて災害時の情報収集といえば「ラジオ」や「テレビ」といった一方向の放送メディアが主流でした。もちろんこれらも今なお重要ですが、現在の企業BCPにおいては、それだけでは不十分です。 気象庁や自治体の公式Webサイト・防災アプリでの詳細データ ウェザーニュース等の民間気象サービスの高度な予報システム X(旧Twitter)などSNSでの現地リアルタイム画像・動画投稿 国土交通省や自治体の河川・道路ライブカメラ映像 こうした高精度な情報を社内の対策本部で集約・分析し、的確な判断を下すためには、「高速で安定したインターネット接続」が不可欠となります。 3. 情報を集めたい時に「通信が途絶える」という最大の盲点 どれほど気象庁の予報精度が向上し、企業が高度な情報収集ツールを導入していても、停電や基地局ダウン、地中ケーブルの断線によってオフィスのインターネットが途切れてしまえば、一瞬で「情報の孤立状態」に陥ります。 特に激甚災害時には、刻一刻と迫る雨雲の動きや河川の水位情報をスマホやPCで検索しようとしても、回線の混雑(パンク)や障害によって画面が読み込めなくなる事態が多発します。 「次にどのような気象変化が起きるのか」が分からない状態での業務再開指示や避難誘導は、社員を危険に晒す大きなリスクとなります。 まとめ:高度な気象予測を活かすための「通信の自衛」 気象情報の進化に伴い、企業のBCPも「単に耐える計画」から「リアルタイムデータに基づいて安全かつスマートに動く計画」へと進化しています。 そして、その高度な気象情報やSNSの現地情報を途切れさせることなくキャッチし続けるためのインフラこそが、オフィスの「通信の冗長化(二重化)」です。 特定の光回線や特定の携帯キャリアだけに頼らず、どのような気象災害時でも安定したネット環境を維持できる体制を整えておくことが、これからの時代に求められる真の防災力といえます。 どんな気象災害でも情報を途絶えさせない通信BCP 当社の「スカイベリーpro」は、工事不要で設置できる据え置き型の通信BCPデバイスです。 ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応するため、大雨や暴風で特定の通信キャリアに障害が発生した場合でも、その場で最も生きている電波を自動選択して接続を維持します。 刻々と変わる気象データの収集、SNSでの現地状況の把握、対策本部のWeb会議など、有事の「情報収集ライン」を確実に死守します。気象リスクに負けないオフィスのインフラとして、ぜひ導入をご検討ください。 リアルタイムな情報収集を支える。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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熊本地震でも注目。罹災証明書の「オンライン申請」を阻む通信の壁と、避難所に求められるWiFi環境
投稿日:2026.09.09
先日の熊本地震により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。 発災から少し時間が経過し、被災地では人命救助や安全確保のフェーズから、少しずつ「生活の再建」へと歩みを進めるフェーズに入りつつあります。 その生活再建の第一歩となるのが、国や自治体からの支援金、保険金の請求、各種減免措置を受けるために不可欠な「罹災(りさい)証明書」の申請です。 従来、この手続きは区役所や市役所の窓口に被災者が長蛇の列を作り、肉体的にも精神的にも大きな負担となっていました。しかし現在、マイナポータル等を活用した「罹災証明書のオンライン申請」に対応する自治体が急増しています。 スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、混雑する役所へ赴くことなく、避難所からでも手続きが進められる画期的な仕組みです。 しかし、ここで現場の被災者を悩ませるのが「復旧期の通信問題」です。 目次 Toggle 1. 「低容量プラン」契約者を襲う、生活再建期の「ギガ不足」2. 「0000JAPAN」終了後のセキュリティ問題と復旧格差3. 避難所に求められる「安全で大容量なWiFi」の備え避難所の生活再建を支えるマルチキャリアWiFi 1. 「低容量プラン」契約者を襲う、生活再建期の「ギガ不足」 多くの現代人は、自宅やオフィスに光回線(固定WiFi)が整備されているため、スマートフォンの月間データ通信契約を「3GB〜5GB程度」や「使った分だけ支払う従量制」などの低容量プランに抑えています。 普段の生活であればこれで十分ですが、避難所生活ではこの設定が裏目に出ます。 自宅の光回線が使えない環境下で、日々の情報収集や家族・知人との連絡、さらには「罹災証明書のオンライン申請」を行おうとすると、一瞬で契約ギガ数を使い果たしてしまいます。特に、罹災証明書の申請時には「被害状況を証明する高画質な建物・室内の写真データ」を何枚も添付してアップロードする必要があるため、想定以上のデータ通信量を消費するのです。 ギガを使い切り通信速度制限(128kbpsなどの低速化)がかかってしまえば、画像のアップロードすらエラーで進まなくなります。ただでさえ不安な避難所生活の中で、「追加ギガを購入する出費」や「通信が途絶える恐怖」は被災者に大きな精神的ストレスを与えます。 2. 「0000JAPAN」終了後のセキュリティ問題と復旧格差 大規模災害時には公衆WiFi「0000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」が一時的に開放されますが、通信が暗号化されていないため、マイナンバー情報や個人情報を扱う行政手続きを行うにはセキュリティ上の大きなリスクが伴います。 さらに、0000JAPANは携帯回線が復旧し始めると提供が終了します。しかし、「エリア全体は復旧した」と発表されても、自分が契約している特定のキャリアだけが避難所内で電波が入りにくい(復旧遅れ)という「キャリアの明暗」が発生することも少なくありません。 暗号化されていない公衆WiFiでは、個人情報の入力が不安 スマホの低容量プランでは、写真添付や申請手続きでギガが底をつく 自身の契約キャリアが未復旧で、そもそもネットに繋がらない 避難所において、被災者はこのような三重苦に直面することになるのです。 3. 避難所に求められる「安全で大容量なWiFi」の備え オンライン申請という便利なデジタル行政の仕組みを真に活かすためには、被災者が集まる指定避難所や、帰宅困難者・地域住民を受け入れる企業の施設に、「安全で、大容量で、キャリアに依存しないWiFi環境」が整備されていることが不可欠です。 被災者がご自身のスマホのデータ容量(ギガ)やセキュリティを気にすることなく、高画質な写真をアップロードし、罹災証明書の手続きや生活再建の情報を収集できるインフラがあって初めて、被災地の復興は加速します。 各自治体の防災担当者様、あるいは地域貢献(CSR)として避難所機能を担う企業様におかれましては、発災直後の非常食や毛布だけでなく、「復旧期の生活再建を支える通信インフラの質」にもぜひ目を向けてみてください。 避難所の生活再建を支えるマルチキャリアWiFi 当社の「スカイベリーpro」は、工事不要で設置できる据え置き型のBCP通信ゲートウェイです。 ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応するため、特定のキャリアがダウンしていても、その場で一番強い電波をキャッチして安定した通信を提供します。 また、暗号化された安全なWiFi通信により、被災者がご自身のスマホのデータ容量(ギガ)を気にする必要がありません。罹災証明書のオンライン申請に必要な写真データのアップロードも、スムーズかつ安心して行っていただけます。 自治体の指定避難所や、企業の帰宅困難者受け入れスペースにおける「頼れる生活再建インフラ」として、ぜひ導入をご検討ください。 避難所の生活再建とオンライン申請を支える。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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そのBCP、3年前のままになっていませんか?9月1日「防災の日」に見直す最新BCPチェックリスト
投稿日:2026.09.01
毎年9月1日は「防災の日」です。多くの企業で避難訓練が行われたり、備蓄品の賞味期限をチェックしたりする時期かと思います。 しかし、企業のBCP(事業継続計画)や防災マニュアルそのものはいかがでしょうか。 「数年前にコンサルや総務部が苦労して作成した計画書が、棚の奥や社内ポータルに眠ったままになっている」 「年1回の防災訓練で避難経路を確認するだけで、内容はアップデートしていない」 もし心当たりがあるなら、今年の防災の日は「自社のBCPの定期点検(アップデート)」を行う絶好の機会です。 直近で発生した熊本での大きな地震や、千葉をはじめとする首都圏での激しい局地豪雨、さらにはサイバー攻撃による大規模障害など、企業を取り巻くリスクや国のルールは、ここ1〜2年で激変しています。 今回は、自社のBCPを「今使える現場的なもの」へと進化させるための3つのチェックポイントを、当コラムの過去解説とともにご紹介します。 目次 Toggle チェック①:計画書(BCP)を作っただけで満足していませんか?チェック②:「中小企業だから大がかりな対策は無理」と思い込んでいませんか?チェック③:自然災害以外の「新しい脅威(サイバー攻撃)」が抜けていませんか?結論:どんな優れたBCPも「通信」が途絶えたら動かない防災の日から始める「止まらないオフィス通信」 チェック①:計画書(BCP)を作っただけで満足していませんか? 「BCPは一度作ったら完成」ではありません。経営環境や社員の働き方(テレワークの導入など)が変われば、有事に機能する優先業務や連絡フローも変わります。 計画(Plan)を作るだけでなく、日常的に訓練・評価・改善を繰り返す「BCM(事業継続マネジメント)」の仕組みとして組織に定着させているでしょうか。 「計画書はあるけれど、現場が動ける自信がない」とお悩みの担当者様は、ぜひ以下の解説でBCPとBCMの違い、そして具体的な運用のステップをご確認ください。 あわせて読みたい:BCPとBCMの違いとは?「計画倒れ」を防ぐマネジメントのコツ チェック②:「中小企業だから大がかりな対策は無理」と思い込んでいませんか? 「BCPは大企業が予算をかけてやるもの」と諦めていませんか? 実は現在、国(中小企業庁)は日本のサプライチェーンを守るため、「中小企業こそ今すぐBCPに取り組んでほしい」と本気で後押ししています。 国の認定制度である「事業継続力強化計画(ジカツ)」を取得すれば、単に災害に強くなるだけでなく、ものづくり補助金などの「加点措置」や「税制優遇」「低利融資」といった、経営に直結する大きなメリットが得られます。 コスト面で二の足を踏んでいる企業様こそ、今の優遇制度を活用したスマートなBCP策定がおすすめです。 あわせて読みたい:大企業だけのものじゃない!中小企業にこそBCP対策が必要な理由と国の優遇制度 チェック③:自然災害以外の「新しい脅威(サイバー攻撃)」が抜けていませんか? 近年、企業のBCPで最も急速にリスクが高まっているのが「サイバー攻撃(ランサムウェアなど)」です。 万が一自社のネットワークが感染した場合、企業は被害拡大を防ぐために「自ら社内LAN(光回線などのメインネット)を物理的に遮断する」という初期対応をとります。 しかし、メイン回線を切断した瞬間、安否確認や緊急連絡、バックアップデータの閲覧すらできなくなるという二次パニックに陥ります。「ネットを遮断した後に、どうやって非常用連絡ラインを確保するか」という視点が、従来の自然災害向けBCPから抜け落ちていないか確認が必要です。 あわせて読みたい:サイバー攻撃時に企業が直面する「自ら通信を断つリスク」とBCPの盲点 結論:どんな優れたBCPも「通信」が途絶えたら動かない 避難指示を出すにも、安否確認を行うにも、代替拠点やリモート環境で業務を再開するにも、すべてのBCPの土台となるのは「確実に社内外と繋がる通信インフラ」です。 地震や局地豪雨による停電・基地局ダウン 道路陥没や工事事故による地中の光ファイバー断線 サイバー攻撃による社内LANの遮断 いかなる緊急事態においても、オフィスに「メイン回線とは完全に独立し、ドコモ・au・ソフトバンクの生きている電波を自動選択するバックアップ通信」が備わっていれば、会社が情報孤島になる事態を確実に防ぐことができます。 今年の防災の日は、マニュアルの読み直しと合わせて、自社の情報ライフライン(通信の二重化)が万全か、ぜひチェックしてみてください。 防災の日から始める「止まらないオフィス通信」 当社の「スカイベリーpro」は、工事不要で電源を入れるだけで使える、据え置き型のBCP対策通信サービスです。 平時は社内のサブ回線や店舗の決済用として日常業務を支え、有事には1台でドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに自動対応して通信を死守します。 自然災害からサイバー攻撃まで、あらゆるリスクに強い「フェーズフリーな通信BCP」として、貴社のBCPアップデートにぜひご活用ください。 防災の日に見直す、止まらない通信インフラ。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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危機管理担当者110名に聞いた「通信BCP」の現状。スターリンク検討が約4割も、決め手に欠ける理由とは?
投稿日:2026.08.26
9月1日の「防災の日」を前に、自社のBCP(事業継続計画)や通信環境の見直しを進めている企業様も多いのではないでしょうか。 当社(a2network株式会社)ではこのたび、企業の危機管理・防災業務に携わる担当者様110名を対象に「通信BCP対策に関する実態調査」を実施いたしました(2026年5月調査)。 調査結果からは、多くの企業が抱える「通信BCPへの関心の高さ」と、同時に直面している「選定の難しさ」というリアルな本音が浮き彫りになりました。今回はその調査データを紐解きながら、これからの通信BCPに求められるアプローチについて解説します。 目次 Toggle 1. 「情報収集中」が最多。対策の必要性は理解しつつも検討段階2. 「スターリンク」への熱い視線と、導入を阻むハードル3. 企業が本当に重視するのは「価格」と「通信の安定性・冗長性」4. 解決策は「唯一無二の回線を探す」ことではない5回線を束ね、リスクをゼロにする「通信の冗長化」 1. 「情報収集中」が最多。対策の必要性は理解しつつも検討段階 調査において、現在の通信BCP対策の状況を尋ねたところ、最多となったのは「情報収集中(49件)」でした。 過去の同様の調査と比較すると「対策済み(36件)」と答える企業も確実に増加傾向にありますが、依然として半数近くの企業が「備えの必要性は感じているものの、自社に最適な手段模索の段階にある」ことが分かります。 2. 「スターリンク」への熱い視線と、導入を阻むハードル BCP回線として具体的に検討している通信手段(複数回答)では、話題の衛星通信「スターリンク」が42件(約38%)で最多となりました。しかし興味深いことに、「特に検討していない」という回答も同数の42件に上り、検討状況は大きく二極化しています。 スターリンクは上空の衛星と直接繋がる非常に魅力的な技術ですが、当社の顧客企業様からも「ビルの屋上にアンテナが設置できない」「都心部の高層ビル街では遮蔽物が多く電波が届きにくい」「オフィス内(屋内)に届かせるための配線工事が大変」といった声が多く寄せられます。注目度は高いものの、「自社のオフィス環境ではスターリンク1本だけに頼るのは難しい」という課題に突き当たっている企業が多いのが実状です。 3. 企業が本当に重視するのは「価格」と「通信の安定性・冗長性」 では、企業は通信BCPを選定する際、何をもっとも重視しているのでしょうか。 最も多くの票を集めたのは「価格(13件)」と「通信の安定性(13件)」、次いで「導入のしやすさ(12件)」「冗長性(12件)」でした。 非常時だけの備えに過大なコストはかけられないものの、いざ大災害や通信障害が起きた際には絶対に途絶えない「安定感」と「バックアップ体制(冗長性)」が求められているという、担当者様の切実な本音が表れています。 4. 解決策は「唯一無二の回線を探す」ことではない 今回の調査から導き出される結論は、「すべてのニーズを1台で完璧に満たす単一の通信手段(唯一無二の回線)は存在しない」ということです。 地上の光回線には「地中事故や水害での断線リスク」があり、携帯電話回線には「特定キャリアの障害や基地局のダウンリスク」があり、衛星通信には「屋内で使えない・天候の影響を受けるリスク」があります。 だからこそ、どれか一つの技術に依存するのではなく、「複数の異なる通信網を組み合わせ、お互いの弱点を補い合う(冗長化する)」こと。そして、非常時専用として眠らせるのではなく「平時から日常業務で使い倒す(フェーズフリー)」ことこそが、コストと安定性を両立させる唯一の現実解となります。 5回線を束ね、リスクをゼロにする「通信の冗長化」 当社の「スカイベリーpro®」は、今回の調査で判明した企業の悩み(価格・安定性・冗長性・導入のしやすさ)に正面からお応えする通信冗長化ソリューションです。 MVNOとしての強みを活かし、大手携帯3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の無線回線に加え、光回線や衛星回線を含めた最大5回線をフレキシブルに活用可能。 「どれか1つを選ぶ」のではなく、「すべてをバックアップとして網羅する」。 防災の日に向け、貴社のオフィスに最適な通信冗長化のあり方を、ぜひ一度見直してみませんか? 危機管理担当者110名が選ぶ通信BCPの現実解。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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八潮市の道路陥没でも発生。年間2万件起きる「水道管破裂」がオフィスのネットを止める恐怖
投稿日:2026.08.18
記憶に新しい方も多いかと思いますが、2025年に埼玉県八潮市で発生した水道管破裂による道路陥没事故。この事故では、単に道路が通れなくなっただけでなく、「周辺エリアで光ケーブルが断絶し、通信障害が発生した」ことが報じられました。 「うちは水道管の事故なんて関係ない」と思っているオフィスや店舗の皆様、実はこれ、決して珍しい特殊なケースではありません。現在、高度経済成長期に埋設された水道管の老朽化により、全国で年間2万件以上もの漏水・破損事故が発生しているからです。 今回は、なぜ「水道管の事故」がオフィスのインターネットや固定電話を止めてしまうのか、その知られざるリスクと対策について解説します。 目次 Toggle 水道管破裂が通信を途絶えさせる「3つの物理的リスク」自社ビルがどんなに頑丈でも、地下の「一本道」は防げない地下のトラブルに強い「無線の自衛」を地下の断線事故にも影響されない、オフィスの通信BCP 水道管破裂が通信を途絶えさせる「3つの物理的リスク」 道路の地下には、水道管だけでなく、電気やガスの配管、そして各オフィスに繋がる通信ケーブル(光ファイバーなど)が所狭しと密集して埋められています。そのため、水道管が破裂すると、隣接する通信インフラへ以下のような被害が直接飛び火します。 ① 通信ケーブルの物理的断線(道路陥没・土砂崩れ) 水道管から勢いよく噴き出した大量の漏水によって地中の土砂が削り取られ、空洞化(道路の陥没)が発生します。この際、地中に埋設されていた光ファイバーや銅線ケーブルが急激に引っ張られたり、落ちてきたアース(土砂や舗装)の重みに巻き込まれたりして、物理的に断線してしまいます。 ② 通信設備・接続部の水没によるショート 地中のマンホール内や建物への引き込み口付近にあるケーブルの接続部(クロージャ等)は、水の影響を受けやすい非常に繊細な設備です。破裂した水がこれらの中に浸水・水没すると、漏電やショートを引き起こし、インターネットや固定電話が一瞬で不通になります。 ③ 復旧・工事中の誤掘削(二次災害) 実はこれも非常に多いパターンです。破裂した水道管を急遽掘り起こして復旧する作業や、老朽管の交換工事を行う際、重機(ショベルカー等)で誤って近くの通信ケーブルをひっかけて傷つけてしまう事故が頻繁に報告されています。 自社ビルがどんなに頑丈でも、地下の「一本道」は防げない 企業のBCP対策として「耐震性の高いビルに入居する」「自家発電機を用意する」といった備えは一般的になりました。 しかし、どれほどビル自体が堅牢であっても、オフィスに引き込んでいる固定の光回線は、必ず道路の地下を通って届いています。 自分の会社から数キロ離れた場所で水道管が破裂し、そこを通る主要な光ケーブルが切断されてしまえば、オフィスのパソコンや固定電話、WEB会議システムは一瞬でブラックアウトします。自社の敷地外で起きるインフラ事故を、自社の設備だけで防ぐことは不可能なのです。 地下のトラブルに強い「無線の自衛」を では、全国で年間2万件も起きているこの「地中リスク」に、企業はどう備えればよいのでしょうか。 答えはシンプルです。「地中の固定回線にだけ頼るのをやめること」です。 どれだけ道路の下で光ファイバーが断線しても、上空を飛んでいる携帯電話の電波(モバイル回線)は影響を受けません。 メインの回線として固定の光回線を使いつつ、バックアップとして「ドコモ・au・ソフトバンクなど複数キャリアに対応した無線の据え置きルーター」をオフィスに常備しておくこと。 これだけで、光回線の断絶による通信障害の影響を受けることなく、何事もなかったかのようにオフィスの業務を継続できます。 「まさか水道管の破裂でうちのネットが止まるなんて…」と後悔する前に、地上の電波を活用した「止まらない通信環境」の整備を進めてみてはいかがでしょうか。 地下の断線事故にも影響されない、オフィスの通信BCP 当社の据え置き型通信サービス「スカイベリーpro」は、工事不要・電源を入れるだけで使えるBCP通信対策です。 地中の光ファイバーがどれだけ断線・水没しても、上空のモバイル電波をキャッチしてオフィスの通信を死守します。さらに、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応するため、特定のキャリア障害にも巻き込まれません。 道路陥没やインフラ老朽化リスクから自社のビジネスを守る、最もスマートなバックアップ回線としてぜひご活用ください。 地中の事故にも強いマルチキャリア冗長化。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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熊本での地震を受けて考える「南海トラフ臨時情報」と「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の違いと企業の備え
投稿日:2026.08.10
去る7月28日、熊本県にて最大震度7を観測する大きな地震が発生いたしました。被害に遭われた皆様、ならびにご家族・関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い平穏な生活の回復を心よりお祈り申し上げます。 直近でこうした大規模な地震が発生すると、企業の防災・BCP担当者様におかれましても「次に自社が対象エリアに入った場合、どう動くべきか」と緊張感が高まっているかと思います。 日本には、過去の大地震の経験から運用が始まった重要な巨大地震の情報が2つあります。それが「南海トラフ地震臨時情報」と「北海道・三陸沖後発地震注意情報」です。 2024年8月には日向灘の地震を受けて運用開始以来初めて「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表され、2025年12月には青森県東方沖の地震を受けて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて発表されました。 名称や目的が一見似ているこの2つですが、「発表される条件」や「企業・従業員に求められる行動」には決定的な違いがあります。今回は、この2つの情報の正しい理解と、発表時に企業が取るべき行動について解説します。 目次 Toggle 【一目でわかる】2つの防災情報の違い(比較表)押さえておくべき「ここが違う!」2つのポイントまとめ:過度にパニックにならず「一歩だけ警戒を上げる」警戒フェーズを支える、止まらない通信インフラ 【一目でわかる】2つの防災情報の違い(比較表) 現代の科学技術をもってしても「いつ、どこで地震が起きるか」を確実・ピンポイントに予知することは不可能です。しかし、「一度大きな地震(先発地震)が起きた後、その隣接領域で時間差でさらに大きな巨大地震(後発地震)が連続して発生する確率が高まる」ことは科学的な事実です。 これらの情報は、次に起きるかもしれない巨大地震に備え、一時的に警戒フェーズを引き上げるために発令されます。 比較項目南海トラフ地震臨時情報北海道・三陸沖後発地震注意情報対象エリア静岡県〜宮崎県の太平洋側等(南海トラフ沿い)北海道〜千葉県の太平洋側情報の段階(ランク)3つのキーワード(巨大地震警戒/巨大地震注意/調査終了)1つの警戒レベルのみ発表条件・巨大地震警戒:M8.0以上が発生・巨大地震注意:M7.0〜8.0未満が発生、またはゆっくりすべり観測想定震源域でMw 7.0以上の地震が発生事前避難の要・不要・警戒:津波避難が間に合わない地域は1週間の事前避難が必要・注意:事前避難は不要不要(日常業務・生活を送りながら準備)警戒・対応期間1週間(巨大地震警戒の場合、事前避難期間)発注から1週間程度 押さえておくべき「ここが違う!」2つのポイント 1. 「事前避難」が発生するのは南海トラフ(巨大地震警戒)のみ 最大の物理的違いは「事前避難」の有無です。 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」や「南海トラフ(巨大地震注意)」の場合、ただちに業務をストップして避難する必要はありません。通常業務を続けながら準備を整えます。一方、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が出た場合のみ、津波到達が早く避難が間に合わない地域の住民・事業所は1週間の事前避難が必要となります。 2. 南海トラフには「判定のランク」がある 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は基準を満たすと一律で発表されますが、「南海トラフ地震臨時情報」は観測された現象の規模やプレートのすべり状態により、「警戒」「注意」「調査終了」とレベルが分かれます。 情報が発表されたら、企業・従業員はどう動くべきか? 発表からの「1週間」、企業として社内に周知し実践すべき行動リストです。 北海道・三陸沖後発地震注意情報、および南海トラフ(注意)の場合 事前避難は不要ですが、業務を継続しながら「いつでも逃げられる態勢」を1週間キープします。 避難用リュックや備蓄品、防災用品をすぐ持ち出せる場所に配置する。 ハザードマップや社内の避難ルートを再確認し、「揺れたらどこに、どう逃げるか」を部署内で共有する。 緊急速報メールや防災アプリの音量を上げ、就寝時や勤務中も即座に気づけるようにする。 南海トラフ(巨大地震警戒)の場合 対象地域の事業所・住民: 津波から逃げ切れない可能性がある指定地域の方は、安全な場所へ1週間の事前避難を開始します。 それ以外の地域の事業所・住民: 事前避難は不要ですが、上記と同様に即座に避難できる態勢を完璧に整えた上で、通常の業務・生活を送ります。 まとめ:過度にパニックにならず「一歩だけ警戒を上げる」 先発地震の直後にこのような注意情報が出されると、社内も緊張し焦りがちになります。しかし、実際に後発地震が続けて発生する確率は、世界の過去事例を見ても「100回に1回程度(約1%)」であり、確率として非常に高いわけではありません。 過度に事業をストップしたりパニックになる必要はありませんが、「万が一発生した際の被害が甚大であるため、念のために警戒フェーズを1歩上げるための仕組み」であることを正しく理解しておくことが大切です。 そして、こうした1週間の「警戒フェーズ」において最も重要になるのが、「万が一の事態が発生した瞬間に、社内や家族と確実に連絡が取れる通信手段の確保」です。 どんなに避難準備を整えていても、後発地震によって基地局や地中の光回線がダメージを受け、通信が途絶えてしまっては、安否確認も次の指示出しもできなくなります。通常の業務を続けながら警戒レベルを上げる1週間だからこそ、自社の通信インフラが「複数キャリア対応になっているか」を今一度点検しておくことをお勧めします。 警戒フェーズを支える、止まらない通信インフラ 当社の「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応する据え置き型の通信BCPデバイスです。 「南海トラフ臨時情報」や「後発地震注意情報」が発令された警戒期間中も、オフィスの通信ラインを確実にバックアップ。万が一、本震や後発地震が発生して特定のキャリアで障害が起きても、その場で生きている最適な回線に切り替わって社内の情報伝達を維持します。 正しく恐れ、万全の備えを整えるための情報インフラとして、ぜひ導入をご検討ください。 災害時も3キャリア自動切替で止まらない。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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8月は台風発生のピーク。「風速〇m/s」を言い換えて警戒を高める、実践的防災アドバイス
投稿日:2026.08.03
いよいよ8月に突入しました。気象庁の統計上、8月は年間で最も台風の発生数が多い「台風シーズンのピーク」です。近年の台風は大型化・強力化する傾向があり、中心から離れた場所でも線状降水帯による局地的な大雨を発生させるなど、甚大な被害をもたらしています。 各自治体や企業のBCP・防災担当者様におかれましては、社内への注意喚起や避難アドバイスを発信する機会が増える時期かと思います。 しかし、単に「最大瞬間風速40m/sの予測です」とニュースの数値をそのまま伝えても、従業員にはその危険度がピンとこないことが多々あります。 今回は、社内周知や防災アドバイスでそのまま使える「危険度を具体的にイメージさせる実践的な視点」について解説します。 目次 Toggle 1. 「風速〇m/s」を身近な危機感に変換して伝える2. ニュースで見落としがちな「速度ダウン」と「ピークのズレ」3. 都市部・高層階特有の「風害」と「内水氾濫による孤立」まとめ:情報伝達と「通信の自衛」で命を守る停電や孤立時にもオフィスと社員を繋ぐ通信BCP 1. 「風速〇m/s」を身近な危機感に変換して伝える 気象情報で発令される数字を、具体的な身体感覚や被害のレベルに言い換えて呼びかけることで、「出社や移動が物理的に不可能である」という認識を共有しやすくなります。 風速20〜30m/s(非常に強い風) 体感レベル: 何かにつかまっていないと立っていられない、走っているトラックが煽られる。 伝える言葉: 「高速道路での運転や、屋外の歩行が困難になるレベルです」 風速30〜40m/s(猛烈な風) 体感レベル: 走行中のトラックが納屋のように横転する、屋外の看板や屋根瓦が飛散する。 伝える言葉: 「外出は極めて危険です。飛来物で怪我をする恐れがあります」 風速40m/s以上(極めて猛烈な風) 体感レベル: 走行中の電車が転覆する、住居の屋根が吹き飛ぶ。 伝える言葉: 「公共交通機関の運転見合わせどころか、電車が転覆し得るレベルです。不要不急の外出は絶対に控えてください」 2. ニュースで見落としがちな「速度ダウン」と「ピークのズレ」 中心気圧などの「勢力」に目が向きがちですが、特に警戒したいのが「台風の移動速度」です。 時速10〜15km(自転車並み)や「停滞」のリスク 動きが遅い台風は、同じ地域に長時間暴風雨を降らせ続けます。たとえ勢力が弱まっても、総降水量が数千mmに達し、通常なら耐えられる河川の堤防や治水施設が一気に限界を迎えて土砂災害や氾濫を引き起こします。 「雨」と「風」のピークのズレ 台風の中心が遠く離れていても、南からの暖かく湿った空気(暖湿流)が前線を刺激し、台風到達前に激しい大雨(線状降水帯)が降るケースが増加しています。「まだ風が強くないから大丈夫」という油断が、避難の遅れに直結します。 3. 都市部・高層階特有の「風害」と「内水氾濫による孤立」 ビル群や高層マンション・オフィスが増えた都市部では、地上とは異なるリスクへの警戒が必要です。 高層階の風速増幅 風は上空に行けば行くほど強くなります。10階(地上約30m)では地面の約1.3〜1.4倍の風速になることも。ベランダやバルコニーに置かれた物の飛散防止の徹底が必要です。 地下設備への内水氾濫と「電気・水」のストップ 河川の氾濫だけでなく、大雨が都市の排水能力を超えて発生する「内水氾濫」により、ビルの地下にある受変電設備(キュービクル)が冠水・停電する事故が多発しています。また、電気が止まればエレベーターや給水ポンプがストップし、高層階は一瞬にして「水が出ない・トイレが流せない孤立状態」に陥ります。 まとめ:情報伝達と「通信の自衛」で命を守る 防災アドバイスで大切なのは、数字を客観的に伝えることではなく、「具体的に何が起き、どう行動すべきか」を想起させることです。 そして、万が一内水氾濫や暴風でオフィスや拠点施設が停電・孤立してしまった場合、最も重要になるのが「社内外と連絡を取り続けるための通信手段」です。 どれほど事前の啓発を行っていても、有事にオフィスの通信が途絶えてしまえば、孤立した従業員の安否確認も、次の避難指示も出せなくなってしまいます。ハード面の備え(非常用電源や通信のバックアップ)と、ソフト面(言い換えによる啓発)の両輪で、この8月の台風シーズンを乗り切っていきましょう。 停電や孤立時にもオフィスと社員を繋ぐ通信BCP 当社の「スカイベリーpro」は、回線工事不要で設置できる、据え置き型のBCP通信サービスです。 万が一の大雨や冠水による停電時でも、非常用電源等と組み合わせることで即座にWi-Fi環境を維持。ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で自動対応するため、特定のキャリア基地局がダウンした場合でも、その場で生きている最適な回線をキャッチして社内外との通信ラインを死守します。 台風シーズンの本格化に向け、オフィスの「孤立を防ぐ通信インフラ」として、ぜひご活用ください。 台風・大雨時の孤立を防ぐ。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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ニチレイの被害でも話題。サイバー攻撃時に企業が直面する「自ら通信を断つリスク」とBCPの盲点
投稿日:2026.07.27
2026年7月に発生した大手食品企業ニチレイへのランサムウェア(身代金要求型ウイルス)攻撃をはじめ、近年、大手企業のサプライチェーンを揺るがす深刻なサイバー攻撃が相次いでいます。ニュースを見ながら「自社のセキュリティ対策は見直したけれど、BCP(事業継続計画)としては何を備えるべきか」と頭を悩ませている担当者様も多いのではないでしょうか。 「サイバー攻撃はITセキュリティの分野だから、通信インフラの備えとは関係ない」 そう思われがちですが、防災士の視点、そしてBCPの運用面から見ると、実はサイバー攻撃時こそ「通信インフラの冗長化」が運命を分けることになります。今回は、サイバー攻撃の発生時に陥りがちな「通信の盲点」について解説します。 目次 Toggle サイバー攻撃が発生したとき、企業は「自ら通信を切る」社内ネットワークから「独立したバックアップ回線」を持つ意義まとめ:真のBCPは「最悪の事態(遮断後)」を想定する社内LANから分離して使える、独立型通信BCP サイバー攻撃が発生したとき、企業は「自ら通信を切る」 万が一、自社のPCやサーバーがランサムウェアなどの不審なプログラムに感染した場合、企業が被害拡大を防ぐために最初に行う「鉄則の初期対応」があります。 それは、「社内ネットワーク(LANケーブルや光回線)を即座に遮断し、外部や他拠点との通信を物理的に切り離すこと」です。 感染が取引先や他の拠点に広がるのを防ぐための正しい一次対応ですが、ここに大きな問題が発生します。会社のメイン通信(光回線など)を自ら切ってしまうため、その瞬間にオフィス内のあらゆるインターネット通信が完全に停止してしまうのです。 通信が途絶えたオフィスで起きる「二次パニック」 メインネットワークを遮断したオフィスでは、以下のような事態に陥ります。 緊急連絡や安否確認ができない: 経営陣やBCP対策本部への状況報告、社員への指示出しが滞る。 クラウド上のバックアップデータにアクセスできない: 感染を免れた安全なデータや代替システムを使おうとしても、ネットがつながらないため業務が再開できない。 状況の把握が遅れる: 外部の専門業者やセキュリティベンダーとの緊急やり取りがスムーズにできない。 つまり、「サイバー攻撃を防ぐこと(セキュリティ)」だけに目を奪われ、「攻撃を受けてネットワークを切断した後の通信手段(BCP)」を考えていないと、会社は一瞬で情報孤島と化してしまうのです。 社内ネットワークから「独立したバックアップ回線」を持つ意義 自然災害(地震や大雨)への備えと同じように、サイバー攻撃という「人災」においても、メイン回線が使えなくなった時のための独立した通信手段が必要です。 ここで重要になるのが、「社内のメインLANとは接続せず、独立して稼働できる無線(モバイル)回線」を確保しておくことです。 万が一のサイバー攻撃時にメインの光回線を遮断せざるを得なくなっても、独立したBCP専用のモバイルWi-Fiがあれば、感染リスクのない完全に分離された環境から、緊急連絡や最低限のバックアップ業務を維持することができます。 まとめ:真のBCPは「最悪の事態(遮断後)」を想定する BCPの本質は、あらゆる緊急事態において「いかに業務を止めないか」にあります。 サイバー攻撃のリスクがかつてないほど高まっている今、セキュリティソフトやファイアウォールの強化(防ぐ対策)に加えて、「もし攻撃されて通信を切ることになったら、どうやって連絡と業務を維持するか(生かす対策)」という視点を持つことが、企業を守る真のレジリエンス(対応力)となります。 自社のBCP計画に「ネットワーク遮断後の通信手段」が含まれているか、この機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。 社内LANから分離して使える、独立型通信BCP 当社の「スカイベリーpro」は、回線工事不要で電源を入れるだけで使える、据え置き型のBCP通信サービスです。 オフィスの既存ネットワーク(光回線等)とは物理的に独立した環境で運用できるため、サイバー攻撃によるメイン回線切断時や、自然災害・通信障害の際にも、安全な「緊急用通信ライン」として機能します。 ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに自動対応し、有事の際にも確実な情報伝達と業務継続をサポートします。 社内LAN切断時にも繋がる独立回線。「スカイベリーpro」の詳細はこちら
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スターリンクは万能薬ではない?都心オフィスで「繋がらない」を回避する、正しい通信BCPの選び方
投稿日:2026.07.21
能登半島地震などの被災地でも大活躍し、今や企業の災害対策(BCP)の代名詞ともなりつつある衛星通信「スターリンク(Starlink)」。過去のコラムでもその有用性をお伝えしてきましたが、最近、都心にオフィスを構える複数の企業様から、「実は試してみたら、思ったように繋がらなかった」というリアルなご相談をいただく機会が増えています。 最先端の衛星通信が、なぜ日本のビジネスの中心地で苦戦してしまうのか。今回は、都市部特有の盲点と、本当に機能する通信BCPの考え方について紐解きます。 目次 Toggle 都心オフィスでスターリンクが遮られる「3つの物理的障壁」「これさえあれば安心」という思考停止が、最大の災害リスク衛星(宇宙)×地上波(キャリア)の「真の冗長化」へ平時から有事まで、足元を支えるマルチキャリア 都心オフィスでスターリンクが遮られる「3つの物理的障壁」 スターリンクが繋がりにくい原因の多くは、その製品の性能不足ではなく、都市部ならではの「設置環境」にあります。スターリンクのアンテナが本来の力を発揮するには、「全方位の空が広く見渡せる環境」が絶対条件だからです。 窓際やベランダでは衛星を捕捉できない 「いざという時は窓際やベランダに出せばいい」と考えがちですが、周囲をビルに囲まれた環境では空の視界が狭すぎます。公式アプリの「視界確認機能」などを使って障害物をチェックすると分かりますが、わずかな軒下やビルの影に入るだけで、衛星との通信は一発で途切れてしまいます。確実に繋ぐには「屋上などの開けた場所」への設置が不可欠です。 ビルの屋上でも「壁」が邪魔をする せっかく屋上やルーフバルコニーに持っていっても、周囲の防護壁や一段高い隣のビルが障害物になるケースがあります。これを回避するには、専用のマウントやポールを使ってアンテナ位置を高く持ち上げ、周囲の遮蔽物をクリアする工夫が必要です。 都市部特有の「電波の混雑(セル制限)」 千代田区などのオフィス密集地では、災害時でなくても人口や端末が集中します。スターリンクは1つの衛星(またはエリア)でカバーできる通信量に限度があるため、密集エリアでは一時的に回線が混雑し、速度低下や接続不良を起こすことがあります。 「これさえあれば安心」という思考停止が、最大の災害リスク スターリンクは、従来の衛星通信を過去のものにするほど素晴らしいテクノロジーです。山間部や島しょ部、あるいは地上のインフラが完全に壊滅した被災地においては、これ以上ない強力な命綱になります。 しかし、防災士として警鐘を鳴らしたいのは、「スターリンクを導入したから、我が社の通信BCPは100点満点だ」と安心しきってしまう思考停止です。 災害の形態は一つではありません。 「激しい豪雨で視界が遮られ、一時的に衛星との通信が減衰するかもしれない」 「オフィスの屋上にアンテナを常設・固定する権限(ビルオーナーとの交渉など)がなくて、有事にうまく設置できないかもしれない」 そうした「もしも」を想定しておくことこそが、本当のBCP対策です。 衛星(宇宙)×地上波(キャリア)の「真の冗長化」へ では、企業はどのように備えればよいのでしょうか。答えはやはり、「異なる性質のインフラを組み合わせる冗長化」にあります。 ビル群などの障害物に弱いが広域災害に強い「衛星通信」と、停電には弱いがビル影や室内でも繋がりやすい「地上の携帯電波(マルチキャリア)」。 この2つは敵対するものではなく、お互いの弱点を補い合う最高のパートナーです。どちらか片方に依存するのではなく、両方の選択肢を持っておくこと。あるいは、平時から手軽に運用できる「地上のマルチキャリア回線」を主軸にしつつ、超・激甚災害へのバックアップを組み立てること。 「これ一つでオールオッケー」という万能薬が存在しないからこそ、自社のオフィス環境に合わせたスマートな二重化、三重化の設計をいま一度見直してみてはいかがでしょうか。 平時から有事まで、足元を支えるマルチキャリア 当社が提供する「スカイベリーpro」は、ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに1台で対応。ビル内や室内でも、その時最も強い電波を自動でキャッチして安定した通信を維持します。 大がかりなアンテナ設置の手間なく、導入したその日からオフィスの通信BCPを強固にする選択肢として、ぜひスターリンク等の衛星通信との併用も含めてご検討ください。 オフィス内でも手軽に通信を冗長化。「スカイベリーpro」の詳細はこちら