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BCPコラム

投稿日: 2026年8月26日

危機管理担当者110名に聞いた「通信BCP」の現状。スターリンク検討が約4割も、決め手に欠ける理由とは?

※こちらのブログは通信業界歴15年の防災士が書いたものです※

9月1日の「防災の日」を前に、自社のBCP(事業継続計画)や通信環境の見直しを進めている企業様も多いのではないでしょうか。

当社(a2network株式会社)ではこのたび、企業の危機管理・防災業務に携わる担当者様110名を対象に「通信BCP対策に関する実態調査」を実施いたしました(2026年5月調査)。

調査結果からは、多くの企業が抱える「通信BCPへの関心の高さ」と、同時に直面している「選定の難しさ」というリアルな本音が浮き彫りになりました。今回はその調査データを紐解きながら、これからの通信BCPに求められるアプローチについて解説します。

1. 「情報収集中」が最多。対策の必要性は理解しつつも検討段階

調査において、現在の通信BCP対策の状況を尋ねたところ、最多となったのは「情報収集中(49件)」でした。

過去の同様の調査と比較すると「対策済み(36件)」と答える企業も確実に増加傾向にありますが、依然として半数近くの企業が「備えの必要性は感じているものの、自社に最適な手段模索の段階にある」ことが分かります。

2. 「スターリンク」への熱い視線と、導入を阻むハードル

BCP回線として具体的に検討している通信手段(複数回答)では、話題の衛星通信「スターリンク」が42件(約38%)で最多となりました。しかし興味深いことに、「特に検討していない」という回答も同数の42件に上り、検討状況は大きく二極化しています。

スターリンクは上空の衛星と直接繋がる非常に魅力的な技術ですが、当社の顧客企業様からも「ビルの屋上にアンテナが設置できない」「都心部の高層ビル街では遮蔽物が多く電波が届きにくい」「オフィス内(屋内)に届かせるための配線工事が大変」といった声が多く寄せられます。注目度は高いものの、「自社のオフィス環境ではスターリンク1本だけに頼るのは難しい」という課題に突き当たっている企業が多いのが実状です。

3. 企業が本当に重視するのは「価格」と「通信の安定性・冗長性」

では、企業は通信BCPを選定する際、何をもっとも重視しているのでしょうか。

最も多くの票を集めたのは「価格(13件)」と「通信の安定性(13件)」、次いで「導入のしやすさ(12件)」「冗長性(12件)」でした。

非常時だけの備えに過大なコストはかけられないものの、いざ大災害や通信障害が起きた際には絶対に途絶えない「安定感」と「バックアップ体制(冗長性)」が求められているという、担当者様の切実な本音が表れています。

4. 解決策は「唯一無二の回線を探す」ことではない

今回の調査から導き出される結論は、「すべてのニーズを1台で完璧に満たす単一の通信手段(唯一無二の回線)は存在しない」ということです。

地上の光回線には「地中事故や水害での断線リスク」があり、携帯電話回線には「特定キャリアの障害や基地局のダウンリスク」があり、衛星通信には「屋内で使えない・天候の影響を受けるリスク」があります。

だからこそ、どれか一つの技術に依存するのではなく、「複数の異なる通信網を組み合わせ、お互いの弱点を補い合う(冗長化する)」こと。そして、非常時専用として眠らせるのではなく「平時から日常業務で使い倒す(フェーズフリー)」ことこそが、コストと安定性を両立させる唯一の現実解となります。

5回線を束ね、リスクをゼロにする「通信の冗長化」

当社の「スカイベリーpro®」は、今回の調査で判明した企業の悩み(価格・安定性・冗長性・導入のしやすさ)に正面からお応えする通信冗長化ソリューションです。

MVNOとしての強みを活かし、大手携帯3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の無線回線に加え、光回線や衛星回線を含めた最大5回線をフレキシブルに活用可能

「どれか1つを選ぶ」のではなく、「すべてをバックアップとして網羅する」。

防災の日に向け、貴社のオフィスに最適な通信冗長化のあり方を、ぜひ一度見直してみませんか?

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