導入事例
株式会社CHO-SANFactory(以下、「CHO-SANファクトリー」)は、宮城県を中心に、イベントや展示会などの様々な運営業務を行っている会社です。2006年の創業以来、「運営のプロ集団」にこだわり、短期や単発の雇用を行わないことで質の高い運営能力を発揮しており、その評判による口コミのみで地元テレビ局や大手プロモーターからの依頼を受け、年々業務規模を拡大してきています。現在は、全国を巡回する美術展やエンターテイメント系のイベントの仙台開催を、月1回程度のペースで手掛けています。
来場した方たちがイベントを少しでも楽しめるようにと、利便性やスムースなサービス提供にこだわる中で、かなり早い段階から電子決済の仕組みも導入してきました。
イベント時には、チケット販売や物販などの会計処理がつきものです。10年ほど前までは現金決済が主流で、時にはレジすらなく手計算で処理をしていましたが、大人数が集まるイベントともなると相当数の人員が必要になり、また忙しくなるとどうしてもミスが発生する可能性も上がってきます。そんな中、CHO-SANファクトリーでは、お客様を待たせないための効率化やミスの回避を考え、早い段階からイベント現場での携帯端末を利用したPOSレジアプリの導入を進めてきました。
まずは当日券の販売から始め、次第に品数の多い物販などにも使用用途を拡大してきましたが、次に発生したのは、決済の回数増加に伴う通信量の増加という課題でした。
イベント時には、1000人を超える人の来場チケットや物販の要望に応える必要があり、また一日10時間以上の稼働を必要とされることもあるため、大量の通信を適正な速度で安定的に確保できることが、直接来場者の満足度につながります。
CHO-SANファクトリーでは、もともと携帯会社のモバイルWiFiを利用していましたが、スピードやつながりやすさに懸念があり「法人向けWiFi」のスカイベリーⓇを見つけ、つながりやすさやスピードなどを何度も試したうえで、2021年から採用に至りました。
スカイベリー国内利用のご紹介: https://jp.skyberry.me/kokunai2/
CHO-SANファクトリーでその当時活用していた特定の通信会社のネット回線利用を再考するきっかけになったのが、2022年に起きた大規模通信障害でした。土曜日の日中、まさにイベント開催の真っただ中に起こった通信障害により、一時現場は騒然となりました。幸いにも別途契約していた別の通信業者の回線を利用することでなんとかその場を乗り切りましたが、今後の継続的なイベント開催を考えたとき、障害時にも継続して活用できる通信手段を確保することが喫緊の課題となりました。そんな中、スカイベリーWiFiをすでに利用しているa2network社の「通信障害に強い」「途切れない」通信を謳う「スカイベリーproⓇ」の紹介を受け、導入してみることにしました。
スカイベリーproⓇはドコモ/au/ソフトバンクの3回線を1台で使えるようにしたゲートウェイです。大手携帯会社3社のSIMを利用できるため、仮に1社で通信障害が発生しても、他の2社を利用できることで高い安定性を保ちます。3社との個別契約を結ぶ必要なくスカイベリーpro1台を導入するのみで障害時の切り替えも自動で行われるため、ユーザー側で通信についての心配をすることなく、継続して利用することができます。
スカイベリーproⓇ: https://skyberrypro.jp/
「今年(2023年)のゴールデンウィークに仙台で行われた飲食系のイベントで、早速スカイベリーproを活用しました。当日は1日で延べ1800名を超える来場者を対象に10時間にわたり決済レジを使用しましたが、通信の速度、安定性ともに問題なく利用ができました。
「少し前から一部携帯会社の通信がつながりにくい、遅いという声があり当日の通信について少し心配していましたが、その影響も受けることなく無事にイベントを終えることができました。また、設置がとても簡単だったことも、イベント時はさまざまな作業で忙しくなる中で、非常に助かりました」(CHO-SANファクトリー 大沼氏)
CHO-SANファクトリーでは、引き続き幅広い種類のイベント運営が予定されています。すでに決まっているものだけでも美術系・博物館系・アニメイベントなど多種にわたりますが、今後は音楽系のイベントの運営なども挑戦していく予定です。
地元の人々にさまざまなエンターテイメントの提供を目指す一方で、CHO-SANファクトリーは創業当時から、社員や常勤・長期のアルバイト人員でのイベント運営にこだわっています。
「下は高校生から上は75歳まで、現在は80名以上が所属しており、50代以上の方が4分の1を占めます。創業時からずっと働くスタッフもいます。単発アルバイトや派遣を使わないことで、働く人のスキルを継承、維持し、ひいてはイベントの来場者の満足につなげることができます。また、長期的な雇用をすることで、運営側もモチベーションがあがり、それがお客様にも伝わる、という好循環を生み出せています。本当の意味で地元を盛り上げる、そんなイベントを、今後も手掛けていきたいです。」(CHO-SANファクトリー 大沼氏)
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