お知らせ

【プレスリリース】「スカイベリーproⓇ」が光回線との冗長化にも対応、災害時にもシームレスな業務継続をサポート

今年9月1日で関東大震災発生から100年を迎えます。近年は地震以外にも台風や大雨の被害も多
く、地域や個人で防災に取り組む関心は高まっています。
企業においても、自然災害による事業への影響や、さらに感染症やテロの脅威なども含めた不測の
事態にも対応すべく、事業を継続させるための「BCP対策」が重要性を増しています。本年(2023
年)には内閣府の事業継続ガイドラインも改定され、また中小企業向けの補助金・助成金制度も実
施されるなど、社会課題として対応が迫られています。
そのような事業継続のための課題に対し、a2networkは長年の通信事業者としての実績を生かし、
「通信インフラのBCP対策」となるオフィスネットワークの冗長化ソリューションをご提案しま
す。
災害時のBCP対策というと、まず避難行動の訓練や安否確認、避難場所の確保、備蓄品の準備など
が挙げられますが、それらの緊急時の初期対応が完了すると、次は「事業継続」のための段階に移
ります。その際、多くの企業は何らかの業務システムを利用しているため、ビジネスを維持・継続
し続けるには社内外のネットワーク機能を維持しておかなければなりません。
a2networkは昨年より、BCP対策通信ゲートウェイ 「スカイベリーpro®」で、無線回線を活用した
ネットワークの冗長化ソリューションをご提供していましたが、この度、光回線も含めた4回線の
冗長化を可能にする、新しい製品を開発しました。
2024年1月のISDN回線終了を前に、オフィスにおける有線回線はほぼ光回線一択となっています。
「スカイベリーpro®」は、従来の大手携帯会社3社に加え、光回線のケーブルを接続できるように
なっており、現在お使いのゲートウェイを「スカイベリーpro®」に変更するだけで、オフィスの通
信対策のシームレスな実施を可能にします。

BCPの通信対策というと、非常時に活用する機器や回線と考えがちですが、非常時の備えを通常時
から活用しておくことは非常に重要です。2019年の台風による停電時に、千葉県において備蓄され
ていた発電機の半数以上が使用されなかったことや、同じく台風被害による断水の際、貯水槽が活
用されなかった2022年の静岡市の例にもある通り、災害のための備えも、その存在や使い方が普段
から周知されていないと非常時に使用できない、ということがどこでも起こりえます。
それらの事象を解決すべく、近年取り上げられているのが「フェーズフリー」という考え方です。
これは、「普段使っているものを備えに生かす」というものであり、今回リリースする「スカイベ
リーpro®」は、まさにそれを実践できるサービスです。
通常使っている光回線を「スカイベリーpro®」につなげておくことで、災害による断線等で光回線
が使えなくなった時も、自動的に無線回線に切り替えが行われます。さらに、無線回線もドコモ/a
u/ソフトバンクの3回線を使えるため、有線・無線を問わず、4つの回線のうち通信がつながってい
るものを優先順位順に選択して使用することができます。
災害発生時には、BCP対策の担当者は緊急対応に追われることが予想されますが、新たな機器を使
用したり手動での切り替えなどを行う必要のない「スカイベリーpro®」を通常から活用すること
で、特別な意識をすることなく「フェーズフリー」な通信を実現できます。
「スカイベリーpro®」の光回線と無線の切り替え機能の実装は完了しており、現在は本年度中に実
案件の受注を開始すべく、プロトタイプをベースに現場での運用に即した仕様を組み込んでいると
ころです。
災害発生時は、企業においてもまず安全確保、安全確認などの人命を守ることに注力しなければな
りません。そんな中、緊急の通報や情報の収集においても重要な通信が、意識せずとも途切れない
状態を作る、「スカイベリーpro®」はそのような環境の実現に、今後も取り組んで行きます。

スカイベリーproについて
ご質問がございましたら
お気軽にお問い合わせください。

Skyberry pro